スマホはPCの代わりになる(シニアがスマホを学ぶべき理由)

シニアがパソコンを使う用途の殆どは、スマホで出来る時代になった。特別なソフトウエアを使った用途でパソコンを使っていない限りこれからパソコンに投資するのは考え物だ。

シニアがパソコンを使う主な用途:

  1. ホームページ閲覧
  2. メールの送受信
  3. 写真や動画の閲覧と記録

この3つの用途は、スマホで十分満たせる。最近は孫や家族との連絡でLINEアプリが加わる。LINEを使うならば、スマホに限る。PCでも出来る画面道で使う場所が固定される。ワープロがパソコンに駆逐されたようにスマホがパソコンの役割をする時代になった。

驚くことはスマホの価格がパソコンの価格レベルに上がってきていることである。ただ、スマホはパソコンと違って買える価格が1万円からある。年金受給者のシニアでも十分購入できる価格帯であるので高価なパソコンを買うよりも5万ぐらい出して快適に使えるスマホを購入したほうがオトクである。

スマホはPCよりも利便性が高い

スマホには、Apple製のiPhoneとGoogle系のアンドロイドスマホがある。どちらを選んでも先ほどの3つの用途は満たせる。あとは、好み次第である。一番良いのは、友人、知人、家族が使っているスマホが良い。分からなくなった時に教えてもらえる。

スマホの価格は、パソコンの価格に近づいて来ている。若者たちは、パソコンを買わないでスマホを先に買っている。会社で働き始めてパソコンを買って使いだす。私たちシニアが若い頃の時代は、パソコン全盛期であったのでパソコンに価値があると思っている。時代は変わった。これからのシニアは、スマホが使えないと不自由な生活になるだろう。

スマホの利便性と活躍範囲

スマホが一番活躍する時は、

(1)地図機能を使って目的地に行く時。現在の位置と目的地に行く道順をGPSを使って画面と声で知らせてくれる。パソコンでも出来るが、持ち歩きながら使えない。

(2)いつでも、どこでも、誰とでも通話ができる。

(3)ホームページでニュースや情報を調べられる。

(4)メールの送受信ができる

(5)SNSFacebookやLINEアプリなど)で家族や友人とチャットや情報収集が出来る

(6)デジカメに変わるカメラ機能

シニアがパソコンでやりたいことは限られている。情報端末としてパソコンとスマホがあるが、「何時でも、何処でも、誰にでも」を満たせるのはスマホである。 ポケットやリュックに入れてどこへでも連れて行ける。万歩計機能もついているモデルもあるので健康管理も出来る。

これからスマホを購入するシニアが注意する事!

  • 画面が大きく文字が読みやすいスマホを選ぶ
  • 3万円から5万円台のSIMフリースマホ、または、月々の料金が安いキャリアのスマホを選ぶ
  • 手帳型ケースも一緒に購入して落としても液晶画面を割らないようにする
  • 困った時に教えてもらえる家族や友人が使っているスマホにする
  • 電話機能が簡単で使いやすいスマホを選ぶ(シニアは電話を頻繁に使う)

私は、SIMフリー格安スマホを使っている。今、後悔しているのは、OS(アンドロイド)の更新が継続されないこと。反応速度が遅い。スマホに使い慣れると反応速度が気になる。3万円から5万円台のスマホは、OSのアップデートと十分な反応速度が出せるCPUが搭載されているので待たされない。

スマホを使ってデジカメ写真を楽しみたいならば、ソニーのエクスペリア・スマホがお勧めだが価格が高い。iPhoneはアップルしかないので選択幅が無い。スマホの寿命は、3年ぐらいかもしれない。スマホに搭載されているリチウムイオン電池が劣化して充電しても直ぐに電池切れになる。購入して5年以上経過したならば新しいスマホに買い替えたほうが良い。

5年以上経過したならば新しいスマホに買い替え理由

スマホもノートブックパソコンも時間の経過でハードウェア、ソフトウエアで問題が発症する。スマホの場合、買い換える決定的な理由は以下の通り。

  • OSの更新が止まり、更新し続けるアプリが古いOS上で動かなくなる
  • リチウムイオンバッテリーが劣化する(バッテリの買い替えと取替作業で6000円から1万円の費用が発生)
  • データ記憶容量が一杯になり、アプリの動きが遅くなる(カメラで写真を多く取るシニアはデータ容量が直ぐにいっぱいになる)

スマホもノートブックパソコンも野菜と同じ。時間が経過すると腐り始める。快適な文明の利器を使い続けるには買い替えは必須になる。セキュリティー面においてもリスクが生じてくる。通信環境も変わってくる。3Gから4G、これからは5Gに移って行く。データ通信量が増加するに従いデータを処理するCPUとメインメモリーが追いつけなくなる。

これから登場するスマホはノートパソコンのようなサイズに広がる。液晶画面が折り畳める。そうなるともうノートパソコンは完全にスマホに飲み込まれる。スマホの弱点は画面サイズである。

結論

ワープロがパソコンに駆逐されたようにパソコンもスマホに飲み込まれる運命にある。スマホの利便性は持ち運びが簡単で何時でも、何処でも、誰でもがすぐに使える点である。機能もシニアがパソコンを使う用途を軽く越える。スマホの登場で小型デジカメは市場から消えていった。時代の利器を上手く使うことで生活の質を維持できるようになる。

パソコンを越えるスマホがこれからどんどん登場してくる。