70歳で年金を受け取ると月額33万になるという政府のだまし

50歳代以上のシニアは、年金を気にしている。政府がこんな事を言っている。「70歳から年金受給すると月額33万円を受け取れると!」

20歳代、30歳代、40歳代は、自分たちが年金を受け取れる時代には年金財源が枯渇して払い込んだお金が魅力的な利子をプラスされて支払われない事を知っている。政府が、「70歳から年金受給すると月額33万円を受け取れると!」叫んでも聞く耳を持たない。少子高齢化で日本の年金制度が機能しなくなるからだ。

 だから、

政府が年金の事で国民を喜ばせるようなことを宣伝しても信じない。信じても意味が無いからだ。

受け取る年金額を気にする65歳未満のシニアは自分は何歳まで生きられるかを考えるべきだ!

人生100年と言っても100歳以上の老人は約6万5000人だ。この人数が増えてもたかが知れている。多くの人は、70歳代、80歳代で他界して行く。年金は、生きている時まで支給される。その意味では、受け取る年金額は累積金額で考えるべきである。65歳から年金を受け取って80歳まで生きた老人と70歳から年金を受け取って80歳まで生きた老人では、受け取る年金総額が違う。

一つ、注意したい事はお金の価値は健康でいられ、普通の生活が出来ている時にしか価値が生まれない事だ。

健康で普通の生活が出来る年齢は、長く見て75歳までではないか。年金を65歳から受け取れば、受け取ったお金を75歳まで有意義に使える。これが、70歳から年金を受け取り始めると5年間しかお金を使う楽しみが無い。歳を取って行けば行くほどお金の価値が目彫りして行く。元気な時にお金をもらって、お金を使う。

足腰が不自由になって認知症になったら、受け取る年金を使えない。殆どが老人ホームに吸い取られて行くだけだ。自分の人生を楽しむために使う機会を失う。

65歳でもらえる年金を70歳まで繰り下げて月額33万円をもらいたいシニアは、政府に騙せれない事である。甘い儲け話は必ず裏がある。以下の事は誰もが予測できる事実である。

  • 少子高齢化で年金財源が枯渇するため若者たちは現在の年金制度の犠牲になる。そうなる時期を出来るだけ引き延ばすための政策として甘い儲け話で年金支給時期を意図的に遅らせようとしている。70歳になる前に他界すれば、年金は支給されないので財源として残る。他界する人数が増えれば増えるほど年金財源は残って行く。
  • 長生きをする老人が団塊世代から急増する。年金財源は急激に減って行く。財源が減って行けば支払い額を減額する政策を政府は打ち出してくる。年金の受取額は、どんどん減って行く。月額33万円といっても蓋を開けてみたら月額22万円になっていたなんてこともありうる。

人の命は分からない。70歳まで生きていられるかどうか、自分に聞いてい見る事だ。判断が出来なければ、年金は65歳から受け取る手続きをする。それが一番無難だ。

65歳から年金を受け取りながら、パートやアルバイト、または、起業してお金を稼げば良い。お金を稼げる体がある限り働く事だ。年金と収入で将来の生活を良い物にする。

私は、2020年2月から年金を受け取る予定だ。年金の繰り下げなんか絶対やらない。政府に騙されない。政府は国民を犠牲にして自らの失策を正当化しようとする。政治家が甘い話をし始めたら、信じないで裏の事実を考える事だ。

この記事「70歳で年金を受け取ると月額33万になるという政府のだまし」のポイントは、

  • 私は、65歳で年金を受け取ることにしている。月額33万なんて絵に描いた餅だ。70歳になる前に死んでしまえば年金を受け取れない。もらえる物は早くもらって有効に使う事にしている。
  • 個人事業主であるので年金を受け取りながら事業収入で元気でいる「今の生活」を楽しむ。80歳を過ぎて老人ホーム生活はつまらない。お金が自分の人生を楽しむために使えなくなる。