来年は63歳になるが心配なのは時代の変化だ!

2017年から2018年になる最後の日2017年12月31日である。2017年を振り返ってみて時代の変化を感じる。我が家にもA.I.スピーカーがやってきた。Google Home A.I.スピーカーをリビングルームに置いて音声でコントロールするスピーカーを試している。音声入力の良さと快適さを感じている。

世界的にIT業界は、A.I.とDeep Learning を中心にIoT端末を活用する方向に進んでいる。Iot端末はまだ我が家にないが、時代の流れはその方向に向かっていく。若い人たちは、スマホから入り社会人に成ってPCを学ぶという。私達世代は、PCを学んでからスマホを学ぶ。これから生まれる孫達は、A.I.アシスタント端末か、ロボットから入り、スマホやPCなどは学ばなくなるだろう。

2017年は、自動運転の車が脚光を浴び始めたが、2018年は自動運転の車がアチラコチラで見かけるようになるのではないか。日本は、2020年の東京オリンピックに向かって最先端の技術を世界に見せつけようと頑張っている。私達の生活環境もそれに影響されるだろう。

老人はますます時代についていけなくなる!

音声で動かす家庭製品が増えて時代の変化が肌で感じられる2018年!

Googleは、Google Home A.I.Speakerを中心に家庭内の機器をコントロールする方向でインターネットの世界から現実の世界にビジネスを広げようとしている。この中心技術は、音声入力である。PCやスマホのキーボードを使うのは老人にとって難しい。音声入力であれば、子供でも老人でも出来る。

毎朝、Google Home A.I.スピーカーに今日の天気を聞く。「OK, Google.今日の天気は?」と話すとちゃんと自分が住んでいる地域の天気と気温を音声で教えてくれる。朝のバックグランド音楽も、「OK, Google.朝の音楽をかけて!」と言うと直ぐにオススメの音楽をかけてくれる。

パソコンやスマホの世界は、既に音声入力である程度情報を検索できるようになっている。

ソニーのアイボなどの小さなロボットが徐々に一般家庭に入ってくる。そんなロボットは、A.I.ベースで音声入力で会話ができたり、特定の作業をやらせるパーソナルアシスタントになるだろう。A.I.が賢くなるに従ってA.I.なしでは社会が動かなく時代になる。技術躍進による大きな変化は、保守的な銀行業界にも大きなショックを与えている。三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などの大手金融機関が仕事の効率化でファインテックを導入し始める。その結果、人員整理が始まる。

保守的な銀行業界で今までにない大規模な人員整理が始まるのは誰もが驚いている。安定志向で銀行に入社した若者たちは、将来の自分のキャリアをどう見ているだろうか。銀行で今働いている行員は、既に転職先を探しているのではないか。クレジットカードを使ったキャッシュレス社会がスマホ

を使った電子決済に変わる。現金が使える場所と使えない場所が増えていくる。

銀行は、ATMを増やさないで電子決済によるお金のやり取りを推し進めるのではないだろうか。来年から大手金融機関は、効率が悪い、お客が来店しない支店を閉鎖し始める。若い人たちは、スマホにインストールした電子決済アプリを使ってお金を使うのが当たり前になっている。自動販売機までスマホをかざして飲み物を買っている姿は、珍しくない。

 老人たちは、現金を使うことで脳トレをしている。スマホを使えない老人も多いから電子決済でしか買えないお店は敬遠されるだろう。老人向け専用の現金決済のお店が流行るかもしれない、将来的に。

近くのスーパーマーケットは、レジの人間を減らしている。セルフレジ端末を置いてお客が自分で決済する。セルフレジ端末の操作ができない老人はスーパーマーケットで買い物が出来なくなる。スーパーマーケットに行かないで電話で必要な食品をお願いして配達してもらう頻度が増えるだろう。米国や中国では、実験的に電子決済アプリをインストールしたスマホを使って買い物かごに商品を入れてお店を出るだけで決済が済んでしまう仕組みを試している。

この流れは、ますます社会に浸透して来るだろう。老人たちは、言葉やテレビ映像で分かっても仕組みを理解できないだろう。スマホに電子決済アプリをインストールして使えるようになるまで大変である。そこまで到達できないかもしれない。面倒なことはやらないのが老人だ

少子高齢化が進む社会は、これから若者中心から老人中心に社会が変化してくる。若者市場が縮小し老人市場が広がる。問題は、裕福な老人は満たされている。老人は一般的にお金を使わない。老人はモノよりも精神的な満足を求める。年金暮らしの老人を対象にしたビジネスは儲けが少ない。市場は広がるが、ビジネスの展開は難しい。裕福な老人市場は限定されている。

時代の変化は、年齢に関係なく押し寄せてくる。それが世界規模で起きる。若者や老人は、インターネットの仕組みを理解しないでも情報の閲覧やメールの送受信ができるのを不思議に思わない。おしゃべりする冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器が当たり前になってくる。食品の注文も自動的にやってくれるかもしれない。料理ができない老人でも材料を電子レンジに入れれば冷凍食品以上に美味しい料理を作ってくれるかもしれない。

大きな時代の変化は、老人の適応能力を越えてしまうだろう。老人は、ただ、時代の変化を受け取るだけになる。

いづれ政府及び民間教育機関がシニアのためのRe-Learningセンターを作り出すだろう。時代に追いつける教育をするセンターだ。時代に追いつけられない老人は、不便な生活を強いられる。技術面だけでは足りない。老人自身も変化する時代を理解する努力が求められる。一人では難しいのでRe-Learninigセンターが必要になる。

変化の波は1年毎に大きくなる。新しい波に乗り落とされないようにシニアは積極的に変化の波を自分自身の生活に取り込む努力が必要になる。

この記事「来年は63歳になるが心配なのは時代の変化だ!」のポイントは、

  • 世界的にIT業界は、A.I.とDeep Learning を中心にIoT端末を活用する方向に進んでいる
  • A.I.が賢くなるに従ってA.I.なしでは社会が動かなく時代になる
  • 新しい波に乗り落とされないようにシニアは積極的に変化の波を自分自身の生活に取り込む努力が必要になる