癜風にやられないようにするためにはどうすれば良いか?

毎年汗をかき始める時期、梅雨時から夏にかけて、酵母菌による皮膚真菌症で皮膚がやられてしまう。一般的な名称として「癜風(でんぷう)」と呼ばれている。癜風には、細かい鱗屑が付着する淡褐色斑(黒色癜風)と脱色素斑(白色癜風がある。私の場合は、白色癜風である

  • 癜風は、酵母菌が皮膚を感染することによって発症する皮膚真菌症である。表皮に色の薄いうろこ状の皮疹が生じる。これらの皮疹は、顔、首、肩、腕、胴体、あるいは脚に出現する。医学上の呼称は、癜風である。(引用先:Global Darmatology写真あり)

この皮膚真菌は、皮脂を好む。白色癜風は、別名で白なまずで知られている。私が白なまずに気が付いたのは、1976年の夏であった。かなり昔からこの皮膚病にやられていたということだ。最初の頃は、気になる程広がっていなかった。50歳を過ぎた頃から症状が広範囲になってきた気がする。

気が付かないうちに首から胸、そして、お腹、背中まで広がっていた。白なまずの白い部分が上半身裸になった時にあまり目立っていなかったため気がつくのが遅れた。なぜか、私の白なまずは薄いかすかな色で広がっている。そのため、発見がいつも遅れる。

体質的に皮膚が弱い人で汗かきな人が癜風にかかりやすい!

私達人間の体には自己防衛をする免疫力がある。若い頃は、免疫力が高齢者と違って衰えない。そのため、癜風のような常在菌にやられても自然治癒してしまう。シニアになると免疫力が徐々に衰えて癜風の酵母菌に立ち向かえるだけのパワーが消えてしまうのではないかと勝手に思っている。

いずれにしても、年寄りになると体全体の免疫力が低下する。それに従って弱い部分からいろいろな病気が発症する。発症しても自然治癒する病気とそうでない病気がある。

多分、

私の20歳代から40歳代は、癜風にかかっていたのだが知らないうちに軽い症状で自然治癒していたのだと思う。今のように鏡に写った上半身の胸に白なまずが見えるようなことはなかったからだ。

皮膚が弱いのは遺伝であると思っている。私の息子二人も癜風にかかっていたのだ。次男は、大学生の時に癜風にやられたが抗真菌クリームですぐに治り、自然消滅した。長男は、気が付かないうちに体全体に広がってしまい、抗真菌クリームで治療し治った。二人とも若いので免疫力があり、ちょっと薬で治療すると治る。

常在菌である癜風は、治り難い。他人には伝染しない。誰もがこの酵母菌を体に持っているからだ。皮膚の免疫力が強い人は、癜風にかからない。個人差はある。私は遺伝的に皮膚が弱いため免疫力が低下した時にやられてしまう。

汗をかくことが多い夏は、意識して朝シャワーを浴びて汗と皮脂を流す。その上で抗真菌クリームを患部に塗ることにしている。夜寝る前お風呂から出た後に、抗真菌クリームを体に塗る。下着は、朝、新しいものに着替える。夜寝ている時に出た汗と皮脂を体に残さないようにしている。

癜風らしき皮膚病を見つけたら、まずは皮膚科で診断してもらうことだ。抗真菌クリームを処方されるはずだ。抗真菌クリームは、ドラッグストアで市販されているので毎回クリームが無くなったら皮膚科に行く必要はないと思う。薬剤師から頂いた抗真菌クリームを持ってドラッグストアに行き、同じものを購入すればコストも安くなる。

白なまずが患部の皮膚から消えても7日間ぐらいは引き続き抗真菌クリームを塗り続ける必要があると言う。これを私はやっていなかった。そのため、毎夏、癜風にやられていたように思う。

癜風にやられないようにするためには、

  • 梅雨から夏にかけて汗を多くかき始めたら体に癜風が出現していないかチェックする
  • 朝シャワーを浴びて汗と皮脂が残っている下着を新しいものに換える
  • 癜風を発見したら早期に抗真菌クリームを塗り始める

癜風の餌を与えない工夫をするしかない。