高齢者独特の悩み

62歳にして迷わず!なんて言葉があるはずがないが、周りで生活している老人たちの会話の聞いていると面白いほど色々な悩みを抱えていることが分かる。所得層でその悩みも違ってくる。上流階級、中流階級、下層階級、生活保護階級とある。私が住む階級は、中流階級だと思っている。その視点で耳にした悩みを書いてみることにする。

中流階級の世界に住む自分の目から耳に聞こえてきた人たちの悩みで最も多いのは、これだ! 「健康」の悩みが多い。

どの階層でも健康は高齢者の共通の悩みだが、下層階級の老人にとっては日々の生活費をどうするかが一番の悩みだ。毎日、お金、お金で頭を悩ます。

人間ドックの結果を見るのが怖い!

昨日、人間ドックの結果が郵送されてきた。昨年は、検便検査で陽性になった。お陰で大腸内視鏡検査をすることになってしまった。私は痔主であるので痔から血液が検便に混じったのではないかといつも思っている。大腸内視鏡検査では、何も問題がない綺麗な大腸であった。今回は、検便の検査が陰性であったのでホッとしている

一つ、今までの人間ドックで正常な部位に異常な数値があった。血糖値である。血糖値の上限値が110に対して114であった。要観察になっていた。血糖値で異常が発生した理由は、分かっている

昨年の12月から現在まで家内の母親介護で実家に長期滞在していたのだ。生活のリズムが狂って運動不足に成り、食生活にも変化があった。大食いの私は、週2回の筋トレで余分なカロリーを消費していた。家内の実家で義母を介護見守りをしていると家の中で動くしか無い。当然、運動不足だ。体重も増えた。

血糖値が上がった原因は、運動不足と高カロリーの大食いである。いつもならば、週2回の筋トレで余分なカロリーは消化されてしまう。介護支援をしていると週2回の筋トレが出来なくなってしまった。そんな状態で人間ドックを受けたのだから何らかの異常が体に起きても不思議ではない。

今は、義母の介護生活も安定して夫婦で介護支援をする必要がなくなった。私の生活リズムも元に戻った。血糖値の数字も正常値に戻ると思う。HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)という指標がある。この指標では、正常値になっているので一時的な血糖値の異常ではないかと思っている。

今まで血糖値で異常がなかった。生活の変化で食生活も変わり、運動量も変わった。こんな環境変化がシニアの体に異常を来す。

体の異常は、原因がわかれば対応策も分かる。原因がわからない病気や体の不調は厄介だ。歳が70歳を越えると加齢から来る体調不良があるらしい。関節痛、腰痛、足が重いなど加齢から来る体の変化に気がついていない高齢者が多い。目の障害、緑内障や白内障などは老化が原因で発症する場合が多い。私自身、緑内障で視野が狭くなっている。この数年の内に白内障にもなると思っている。

健康障害は、加齢に従って発症してくる。人間ドックで異常値が見つかったら、直ぐに原因を調査。早期発見、早期治療が大切だ。人間ドックを毎年受診したほうが良い。バリュウムを飲んで胃のレントゲンを取るのは止めたほうが良い。ピロリ菌検査をしてピロリ菌がいなければ、胃のレントゲン検査は要らない。胃がんにはならないからだ。

人間ドックの血液検査は重要だ。多くの病気は血液に現れる。最低でも血液検査だけを受診すべきだ。