帯状疱疹ヘルペスは50歳以上のシニアが対象の帯状疱疹ワクチンで65%発症を抑制できる

60歳になった頃、帯状疱疹ヘルペスが発症した。これが分かるまで数週間かかった。頭の毛元がピリピリして触れるだけで痛かった。この原因探しで脳ドックまで受けた。おかげで私の脳は認知症などの兆候がない健康な脳であることが分かった。脳ドック後の診断で額に発疹が出ていた事で帯状疱疹ヘルペスである事が分かった。

帯状疱疹ヘルペスの病気を発症した人は体の免疫力の低下で体内に潜んでいた水疱瘡のウイルスが暴れ出したということを分からない。私と同様にこの痛みはどこから来るのだろうか。何がこの痛みを起こしているのだろうかと悩みながら皮膚科で診察を受けることになる。そこで初めて帯状疱疹ヘルペスであることを知る。

水疱瘡にかかった人は帯状疱疹ワクチンを受けると良い!

2016年4月4日付読売新聞のウエブサイトでこんな記事が掲載された。以下は引用である。

帯状疱疹ワクチン

「厚生労働省は、水痘(水ぼうそう)の予防ワクチンの効能・効果に、「帯状疱疹ほうしんの予防」を追加することを承認した。

50歳以上が対象。

帯状疱疹は、子供らが感染して発疹が出る水痘と同じ水痘帯状疱疹ウイルスが引き起こす。水痘が治ってもウイルスは体内に長期間潜み、加齢や疲労で免疫力が落ちた中高年で発症する。胸や背中などに痛みを伴う発疹が出る。治療が遅れると激しい痛みが残ることがある。

ワクチンは、阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)が製造する。1回接種すれば長期間の効果が見込める。

帯状疱疹は年約60万人が発症すると推定される。

この情報が分かっていれば、水疱瘡予防ワクチンを事前に受けていた。60歳になって免疫力が低下してウイルスが暴れ出した。子供の頃にかかった水疱瘡のウイルスが免疫力低下をチャンスとばかりに暴れ出した。

私の場合、帯状疱疹ヘルペスであると分かるまで1ヶ月かかってしまい治療が遅れてしまった。その結果、薬を頂いて治るまで1ヶ月以上かかってしまった。もし、予防ワクチンを受けて入ればこんな長い間痛さを我慢しないでも良かったと思っている。

帯状疱疹ヘルペスは早期発見早期治療

帯状疱疹ヘルペスであるかどうかの判断が経験者でないと分からない。家族や親戚、身近な友人知人で経験者がいると早く見つけられる。この病気の痛みから早く回復するには、早期発見早期治療しかない。1週間以内に治療の薬を飲めば、1週間ぐらいで治ってしまう。

今回の厚生労働省の発表で50歳以上のシニア向けに予防ワクチンを接種することを承認した。このワクチン接種が無料になるかどうかはまだ分からない。現時点では、健康保険対象外になっているので6000円から1万円ぐらいで有料となる。

ワクチン予防対象者は、子供の頃に水疱瘡にかかった50歳以上のシニアである。水疱瘡にかかったという記憶がある50歳以上のシニアは、今からでも遅くないので水疱瘡予防ワクチンを受診すると良い。私のように痛い目に遭うリスクが低減する。

帯状疱疹ヘルペスは、一度治ってしまえばほとんど再発しないと医師から言われた。再発する時は、相当、体の免疫力が低下した時だという。

日頃の予防対策

歳を取ってくると自然に免疫力が低下してくる。免疫力を向上させる工夫を常にしている必要がある。一般的に言われている方法は、・・・・

1.腸内フローラを整える(ヨーグルトや納豆などの健康食品を定期的に食べる)

2.十分な睡眠を取る

3.タバコは吸わない

4.お風呂で体を温めてリラックスする時間を持つ

5.筋肉トレーニングで成長ホルモンの分泌を促し免疫力を向上させる

6.1日1回以上笑う習慣を作る

全てが出来れば良いが、自分が出来る事から少しずつ実行して習慣化することだ。シニアにならばなるほど自分の体に気を遣う状態になる。無理が利かない体と年齢になるからだ。

結論

50歳以上のシニアで帯状疱疹ヘルペスにかかっていない方は水疱瘡予防ワクチンを受診すると良い。シニアになると体の免疫力が低下してウイルスが暴れ出すリスクが高まる。予防ワクチンを受けていれば、帯状疱疹の病気になることを防げる。