老後の喜びを何に求めるのか?

65歳で年金をもらうことを待ち遠しく思っているシニアは多いと思う。働かなくてもお金が定期的に銀行口座に振り込まれる。シニアにとって年金は不労所得的な収入だ。問題は、金額が生活する上で足りない事だけだ。足りない金額は、働いて稼ぐしかない。働くにしても年齢と健康の壁がある。将来は、収入面でバラ色ではない。

この世で生きている限り人生を楽にしてくれない。 限りある時間で自分なりに余生を楽しむことをする必要がある。ただ時間に流されて生きて行く生活ほど「価値ある時間」を無駄にする。

65歳以降の時間の使い方は、全て自分自身に託される。残りの人生で何に喜びを感じるかは、今からやることで変わってくる。何もしなかったら何も楽しめない。これは確かだ。喜びを感じたい、楽しい時間を過ごしたいと思ったら、その方向でアクションを取るしかない。

65歳シニアの喜び

私は個人事業主で生計を立てているシニアである。仕事が生活の中心だ。違うのは、場所や時間に制約されない仕事をしている事だろう。普通のシニアは、現実の世界で会社に勤めているかもしれない。毎日働くために決まった時間に出勤して夜遅く帰宅する人が多い。私の制約は、家内が決める帰宅時間だけだ。夜の7時以降に帰宅しなさいという命令である。

自分で始めたインターネットビジネスは、試行錯誤のビジネスである。これと言った正解がない。やって見ないとお金を稼げるかどうかが分からない。お金を稼げてもそれが続くという保証も無い。絶えず、前を向いて挑戦し続けるしか道が無い。

老後の喜び:自分の手で稼ぐお金(年金収入プラス他の収入)

インターネットビジネスは、法人でないと始められないという事は無い。個人でも法人を負かすぐらいの売り上げを出す人たちがいる。競争する分野も多種多様である。誰もが気が付いていない市場で個人がお金を稼いでいる場合が多い。インターネットの世界は、真っ黒で見えない世界だ。誰かが何をやっているかは、やっている人が公言しない限り知られない。

賢いビジネスマンは、自分がお金をどう稼いでいるかを隠す。インターネットでは、ある程度、それが可能だ。インターネットビジネスは、参入しやすい。先手必勝で市場を占有する。アイデアとスピードで勝負する面が多い。個人事業主が生計を立てる時、隙間市場を狙う。大きな市場は競争が激しい。

隙間市場ならば、自分の手で稼ぐ方法を工夫すればチャンスがある。シニアでもインターネットに慣れればお金を稼げると私は思う。シニアには時間があり、時間が味方する。色々と勉強して実践すると見えないコツが学べる。誰かに教えてもらうと騙される場合が多い。自分で体験して失敗して学ぶのが正攻法である。

自分でお金を稼ぎ始めると欲が出る。何かを工夫すればもっとお金を稼げるな!と思い始める。そのプロセスが楽しい。検証しながら成功する、失敗するを楽しめる。

老後の喜び:筋トレで変化する自分の体(健康寿命を伸ばせる筋トレ)

私は週3回スポーツジムで筋トレをしている。筋トレは私の趣味である。もう30年以上続けている。お陰でInBodyの体成分分析装置で最適な数値を出している。筋トレを1週間に1回やっていた時期と3回やった時期では筋肉の成長で大きな違いがある。筋肉を成長させるためには普通以上の負荷を体に学ばせることが必要になる。

普通の生活では、仮に筋肉を50%しか使っていないとする。筋トレをする時、筋肉への負荷を70%まで上げる。筋肉にいつもの生活で70%の負荷がかかるよと教え込む。そうすると70%の負荷に耐えうる筋肉を作り出してくれる。その筋肉への教えが弱まると筋肉を落とし始める。現在の負荷にあった筋肉になって行く。

「週3回の筋トレで筋肉に負荷が普通以上に続いているから筋肉を作り続けてね!」と言うメッセージを伝える最低限の周期である。筋肉が筋トレで傷つき、それを修復するのに48時間が必要になる。48時間の休息が無いと筋肉は強化されない。私は、2年間週2回の筋トレを行った結果、体格が凄く変わった。これが週3回になるともっと体の体型が筋肉型になる。

半年毎に他人から自分の体格が変わってきている事を知らされる。自分の息子から、「父さん、カッコイイ体になったね!」と言われて初めて筋トレの効果を自覚した。それ以来、週3回の筋トレに励んでいる。来年の目標は、ベンチプレスで93キロを1セット7回x3セット行えるようにしたい。93キロのバーベルは確かに重いが、83キロを1セット7回x3セットできる体になっているので上げられる。

自分の健康と筋肉の成長で65歳以上の体格を得られている。その事実に喜びを感じている。

老後の喜び:自由に使える時間(平日の時間を有効に使う)

私も元は会社員。上司の視線を気にしながら人間関係で悩みながら仕事を長年してきた。制約の中の生活である。起業して自分で自分のスケジュールを決められる立場になると仕事から来るストレスが自然な物になる。会社で受けるストレスは、体に残る。自分のビジネスから受けるストレスは、明日になれば消えている。

時間から来る制約が無くなった。好きな時間にランチに行ける。好きな時に一休みできる。気分転換に朝起きた時に休みを取ることもできる。平日、夫婦で鎌倉の茶屋でランチ外出も楽しめる。自分がボスであれば、自分の都合で仕事も展開できる。自由に使える時間が増える事は良いのだが、自由に溺れると自分の首を絞める事になる。

起業家は、自分をコントロールする意志の強さが求められる。自分が作ったルールで生活のリズムを作らないと不安定な精神状態になり仕事も上手く行かない。

平日は、会社で働いている社員が組織のルールで拘束されている。いつも会社員で混んでいるランチ時間帯にレストランに行くならば、平日の午前中だ。午前11時過ぎに行けば、必ず、空いている。時間を好きにコントロールできる自由な身は、使い方次第で「お得」を楽しめる。

年金をもらい始めたシニアは、暇な時間を味方にすることが出来る。時間の使い方を研究して自分の人生を楽しむには何が必要なのかを考えるべきである。

幸せを感じるときはどんな時か?

65歳になって身体の老化が運動をしている時に分かる。60歳の時と65歳の今では筋トレ後の回復力で違いが大きい。今までは何も問題なく筋肉の疲労を回復できていたのに65歳になると何故か筋トレの後遺症が出てくる。今抱えている後遺症は筋肉のコリである。運動後にストレッチ運動をしているのだが、筋肉にコリができている。

今までは指圧マッサージを受けるとそのコリが翌日消えていた。65歳の体はコリを直ぐに解消してくれない。この体の不調が解決した時にすごい幸せ感を味わう。

65歳の体は見えない部位で老化していっている。筋トレをやれば、体格は良くなるが疲労と筋肉のコリが以前よりも残る。体の調子が良い時ほど幸せを感じる。今まで体の調子が良いことで幸せ感を味わった記憶がない。若いときは、疲れたら眠ればすぐに回復できていたからだ。

今65歳だが、70歳になったらもっと健康問題が大きくなる。免疫力の低下がひどくなることで予想もしなかった病気が襲ってくるからだ。自分の体を毎日モニターして快適な体を維持することに気を使うことになる。幸せは夫婦共に健康で普通の生活が出来ている時にやってくる。

「夫婦共に健康で普通の生活ができている」という当たり前な事に新しい価値が老後に生まれてくる。一緒に普通の生活を楽しめる時間は誰が考えても短くなっている。平均寿命が80歳過ぎになっても多くのシニアが80歳を祝うことが出来ない。自分たちが共に80歳まで普通の生活が出来る健康と体力を維持できるという保証がない。

65歳になって夫婦共に普通の生活が出来ている今を幸せに思っている。

結論

  • 65歳以降の時間の使い方は、全て自分自身に託される。残りの人生で何に喜びを感じるかは、今からやることで変わってくる。何もしなかったら何も楽しめない。
  • 私は、自分の手でお金を稼ぐ過程に喜びを感じている。生涯現役で仕事をするつもりでいるのでいつも新しいビジネスモデルを考えている。
  • 年金をもらい始めたシニアは、暇な時間を味方にすることが出来る。時間の使い方を研究して自分の人生を楽しむには何が必要なのかを考える事だ。