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2004年07月27日

メルマガを発行している法人企業に問う!


こんな質問にテキパキと答えられますか。

● なぜ、メルマガを発行しているのですか。
● メルマガは、あなたの会社のビジネスに貢献していますか。
● 読者に読まれるメルマガですか。

A社の返答:

・メルマガは、会社の情報発信のツールとして発行している。
・会社のビジネスに貢献しているかどうかは、分からない。
・読んでいる人は読んでいると思うが、実態はつかめない。

B社の返答:

・メルマガは、販売促進のためツールと言う位置付けである。
・会社の売上に貢献していると言う認識はある。
・読まれるメルマガと言うよりは、見せるメルマガに近い。

C社の返答:

・メルマガは、当社と関係を持った方に有益な情報を提供する事で会社
のイメージを良くする目的で発行している。
・ビジネスに貢献すると言う視点で考えていない。当社に関心を持った
お客様と末永くお付き合い出来るようにすると言う視点で考えている。
その点では、貢献している。
・精読率は、かなり高いメルマガだと思う。発行する度に読者から
メールが届く。

A社のメルマガは、一方通行の「お知らせ メルマガ」である。この様な
メールの配信用途が大半なのが現実だ。紙でお知らせするよりもコスト的に
安く、早く届くと言う理由が根底にある。

B社のメルマガは、「チラシ メルマガ」である。販売促進という視点で
メルマガを捕らえているため、売り側の立場でメルマガ読者を見ている。
紙媒体のチラシ広告の延長線で捕らえ、広告宣伝費を抑えながら紙媒体で
アクセスできない客層にアプローチしている。

C社のメルマガは、「ブランディング メルマガ」である。草の根レベル
からOne-to-Oneで会社のイメージを向上させ、直接アクセスできる読者を
通じて消費者の本音データを取得し、分析結果を商品、サービスの反映して
行く。最終的にファンを作り出す。

現在、法人企業が発行しているメルマガは、大体、この3つのパターンに
区別される。それぞれ、それなりの答えを持っている。もし、この3社のよ
うな答えが直ぐに出てこない会社があるのならば、メルマガの発行を再検討
する必要がある。

A社、B社、C社の内どれが良いかと言うのではなく、ちゃんとした目的意識
がないと全てがマイナスになる可能性がある。

私の予想では、今後、益々、C社のようなメルマガの発行をする企業が増え
てくると見ている。現在のネットショップは、B社のタイプだ。メルマガは、
メールの姿をした営業マンといった位置付けだ。

会社のブランドを大切にする会社は、C社のようなメルマガを発行する。
この様なメルマガを発行している会社は、まだ、数えるばかりだ。

80%以上の企業は、メルマガを単純な「お知らせツール」としか見ていな
い。お知らせメール以上の使い方があるのにその機会を有効に使っていない。

メルマガを有効なビジネスツールにする用途をもっと幅広く探って見ては
どうだろうか。

探り方が分からなければ、何時でも私までお尋ねください。時間が許す限り
返答いたします。

2004年07月20日

エピソードの続きを読みたい人は、いますか。

吉田です。

エピソードを3つほど掲載しました。
ある企業でのメルマガ立ち上げをストーリー化したものです。
このストーリーを引き続き読みたい人がいましたら、私まで感想メールを送ってください。

2004年07月19日

エピソード 3

今日は、大塚課長とメルマガの登録ページをどこにするかでお互いの考えを話す日だ。多分、課長はトップページの左下を考えているのでは。そんな予想をしながらランチを一緒に取った。


大塚課長:
この2、3日、競合相手の会社のホームページを分析した。メルマガを発行している競合会社がたったの1社しかなかった。これには、驚いたよ。

私:
1社ですか。それは、ラッキーですよね。どんなメルマガですか。

大塚課長:
その会社のホームページ情報更新のお知らせメルマガなんだよ。バックナンバーもないから昨日来たものでしか判断が出来ないのだがね。

私:
そうですか。案の定というところですね。メルマガの登録口は、どこ にありました?

大塚課長:
トップページ左下でスクロールダウンしないと分からない場所だったよ。まあ、妥当な場所かなと思ったよ。

私:
本当にそう思いますか。私は、トップページ右上にメルマガ登録口を設けるべきと思っていますが。

大塚課長:
そこは、一寸難しいよ。一番目に入りやすい場所だからな。もっと、売り上げに貢献する商品やサービスを置かないと。

私:
でも、課長。メルマガを発行するには、読者がいないと発行できませんよね。それも、沢山の読者を集めないと意味がないですよね。目立たない場所にメルマガ登録口を置くと読者数は増えませんよ。

大塚課長:
そんな事は、ないだろ。左下でも気が付いてくれるよ。あの会社も左下に登録口を設けているから大丈夫だよ。

私:
大塚課長!僕らは、あの会社のメルマガよりももっと良い内容のメルマガを出そうとしているのですよ。彼らは、既に読者がいます。その読者数を追い越すには、まず、読者が沢山登録してくれる目だった場所に設けないと競争に勝てません。

大塚課長:
わかった。そう、意気込むなよ。

何とか、私の思いが大塚課長に通じた様だ。読者が沢山登録させる仕組みがトップページにないと拾える読者も拾えなくなってしまう。一度ホームページに来てくれたお客さんを逃がさないためにメルマガに登録させる必要がある。

メルマガの事が分かっていない人は、トップページの片隅にメルマガ登録口を設けてしまう。こんな事でも戦略的に考えないとメルマガの効果を最大限に生かす事が出来ない。

エピソード 2

月曜の朝、さっそく、大塚課長のインターネット・マーケティング課に異動した。この課は、ウエブデザイナー2名、マーケティング企画担当1名、広告担当1名、庶務1名の5名で構成されている。そこに、メルマガ担当の私が加わる。大塚課長と私以外は、メルマガについて詳しい人はいない。メンバーは、圧倒的にウエブ派の人達だ。


大塚課長:
吉田君、一寸来てくれ。午後1時からメルマガについて打ち合わせだ。君のアイデアを聞かせてくれ。

私:
はい、準備しておきます。大塚課長、一つ質問があります。今回のメルマガの発行目的を教えてください。

大塚課長:
発行目的か!いい質問だ。ウエブサイトへの誘導だ。そのためのツールとしてメルマガを考えている。

私:
(Webサイトへの誘導だけ!)一寸、それはもったいないですね。誘導だけでなく、私たちの会社のファンにして行くためのパーソナルなメルマガ手紙にしませんか。

大塚課長:
会社のファン作り? それが会社の売り上げに貢献するのか?冗談は止めてくれ、吉田君!ファンは、芸能ファンだけで十分だ。

私:
でも、会社のファンに成るよう読者を啓蒙して行くと凄く良い事が後で起きると思うのですが。

大塚課長:
吉田君、何を寝ぼけた事を言っているんだ! メルマガの強みは、瞬時にして読者の目をWebサイトに向ける力にあるんだよ。君だって経験しているだろ。メルマガ発行後、3時間後にWebアクセス数が急上昇している事を。

私:
はい、理解しています。ただ、誘導だけではメルマガの持つ潜在的な力を出し切っていないのではないかと思うからです。

大塚課長:
君は、それがファンの力だと言うのかい。メルマガは、発行してナンボの世界だ。Webサイトに誘導して買い物をしてもらう為の撒き餌なんだよ。僕に言わせるとだね、売り上げに直ぐに貢献しないメルマガなんてメルマガではないんだよ。

私:
大塚課長、チラシメルマガと一緒にしないで下さい。


朝っぱらから大塚課長とこんな激論を始めてしまった。まずいと思いながら、メルマガに対する自分の思いを押さえ切れなかった。

でも、大塚課長のメルマガ発行目的が、Webサイトへの誘導だけだったとは。もっと、戦略的にメルマガを考えているのかなと思っていたのに。まあ、考え方の違いは、あって当たり前だから仕方がないか。色々話してやって行く内に僕の言う事が理解してくれるだろう。

2004年07月18日

エピソード

先週の金曜日、帰りがけにインターネット・マーケティング課の大塚課長に呼びつけられた。彼は、我が社のインターネットビジネスを立ち上げた人だった。私(吉田)は、彼の直属の部下ではないのだが、こんな依頼(命令?)を受けた。


大塚課長:
実は、君が無料メルマガサイトで発行しているメルマガを読んでいるんだよ。確か、英語のメルマガだよね。結構、勉強になっているよ。

私:
えぇ!本当ですか。どうして、それが私だと分かったのですか。

大塚課長:
君のホームページに書いてある自己紹介を読んでね。記載されているメールアドレスがどこかで受け取ったメールアドレスだったんだよ。何回か、君は僕にメールを自宅からくれたよね。そのメールアドレスと同じだった事に気付いたんだ。それで、わかった。

私:
(しまった!)...

大塚課長:
今ね。会社でメルマガを発行したほうが良いのではという話があってね。それで、それが出来る人がいるか探していたんだ。

私:
ひょっとして、私にそれをやれと言うのでは!

大塚課長:
君の上司と人事部には、既に了解を得ている。来週から私のインターネット・マーケティング課に異動してくれ。

私:
(ここで異議を唱えても無駄か。)はい、分かりました。

大塚課長:
君と私は、来週からこの会社のメルマガを一緒に作っていく。頑張ってくれよ、吉田君。

私:
(これも運命かも。)はい、がんばります。


趣味で発行して来たメルマガがこんな感じで仕事になっていくとは夢にも思わなかった。でも、好きな事をやって給与が貰えるならそれに越した事はないな。

さて、どんなメルマガにしたら良いのだろうか。どうせメルマガを会社が発行するならば、マーケティングの視点で作らないと駄目だな。マーケティングの視点と言った時、どんな視点があるのだろうか。

ちょっと、思いつくアイディアを2、3リストして見よう。

・メルマガの強みを最大限に生かす目標を設定する。

・会社のマーケティング活動に連動させる。

・会社のブランドをインターネットで広げる。

まだ、もっとありそうだが、あとは大塚課長と話し合いながら決めて行こうか。メルマガの強みは、メールの強みと同じだ。届くメールは、個人が受け取る。そして、それがパーソナルに受け止められる。人間と人間の血の通ったコミュニケーションだ。

となると、メルマガでこの会社のファンを作るのが最終目標ではないだろうか。ファンは、会社の味方になってくれる。信頼を持ち続けてくれる。会社の事を口コミで広めてくれる。無料の広告宣伝要員だ。

でも、人間の心を掴むのは、メルマガを只単に発行しているだけでは無理だな。まあ、直ぐに良い方法が出てくるとは思えないので大塚課長と時間を掛けて見つけていこう。