誰が集めた読者リストであるかで質の違いが出る!
カナダにあるInteractive Advertising Bureau of Canda(IAB)が2003年から
2005年にかけてメールの到達率、開封率、クリック率を調べた。Newsletter
のリストは、3つのタイプで調査していた。
■2003年 到達率 開封率 クリック率
A)広告代理店のリスト 97% 75% 10%
B) 第三者のレンタルリスト 95% 69% 4%
C) 出版社のリスト 98% 70% 6%
■2004年 到達率 開封率 クリック率
A)広告代理店のリスト 96% 72% 8%
B) 第三者のレンタルリスト 89% 43% 4%
C) 出版社のリスト 98% 59% 9%
■2005年 到達率 開封率 クリック率
A)広告代理店のリスト 97% 64% 10%
B) 第三者のレンタルリスト 91% 40% 4%
C) 出版社のリスト 90% 60% 11%
(情報源:emarketer.com March 17, 2006)
総じて、メールの到達率は、90%以上で3つのタイプでの違いはあまりない。
開封率では、第三者のレンタルリストが2003年に69%であったのが2004年と2005
年で40%台に落ちてしまっている事だ。
クリック率では、出版社のリストで大きな伸びが見受けられる。2003年に
6%であったのが、2005年では、11%になっている。広告代理店と第三者の
リストでは、あまり変化がない。
ここで注目していただきたい点は、ハウスリストと第三者リストとの違いだ。
AとCは、ハウスリストでありBは第三者リストである。第三者のリストは、
色々なクライアントがリストをレンタルしてNewsletterをメールで配信する。
ハウスリストとの違いは、第三者が自分たちに代わって特定の関心を示す読
者をパーミッションを取りながら集めている事だ。ハウスリストは、自らが
読者を集めて作ったリストだ。
法人クライアントで、特に消費者金融系は多くの読者に到達できるリストを
求める。数が勝負の世界のビジネスでは、自社で読者リストを短時間に集め
る事が出来ない。そのため、第三者が提供するレンタルリストを使って広告、
宣伝する場合が多い。
メールでの告知媒体は、同じ内容の告知を5回以上行うとその効果が持続せ
ず、告知媒体が死ぬといわれる。所謂、「ああ、またあの広告か!」という
印象を読者に与え、見なくなるのである。
第三者のレンタルリストのビジネスは、出来るだけ多くのクライアントに
リストを提供する事で収益を得るものだ。そのため、頻繁に読者のニーズに
マッチしない内容のメールが届く可能性が高い。
メールの受信頻度を制御しようとしていないため、リストの感度が落ちてい
る場合がある。
ハウスリストの場合は、読者が受け取るメールの回数を自ら制御できるため
内容が読者のニーズにあっている限りリストの感度を維持できる。読者の質
は、誰が集めたリストか、受信者の視点で配信頻度を制御できるリストかで
違いが出る。