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2005年12月21日

B-To-B市場で活かすEメールマーケティング

米国でよく聞く言葉がある。"Sales Leads"(売上に結びつく顧客リスト)と言う言葉だ。

営業マンが求める"Sales Leads"は、通常、会社のマーケティング部門から
提供されるものが多い。トレードショウ、セミナー、ダイレクトメールリスト、情報
提供での問い合わせリスト、アンケート、メルマガの読者などが情報元になる。

ある米国調査会社の調査では、約15%のセールスリードが売上に結びつく見込み顧客という結果が出ている。一方で全然見込み客にならないセールスリードが、約15%ぐらいあるという。

残りの70%は、判断が付かないグレーなセールスリードであると見なされる。

こんな状況でメールを使ったセールスリード構築が期待されている。米国の企業が
B-To-B Eメールマーケティングで投資対象としている項目が2つある。

1.セールスリードを作る事(見込み客リスト作り)
2.潜在顧客を見込み客にする事

その割合が、80/20になっている。

この調査会社の助言は、このB-To-B Eメールマーケティングへの投資割合を60/40にすると言う事だ。それには、それなりの理由がある。

■ 理由

1.セールスリードの獲得は、継続して行う必要があるが見込み客となる確率が約
15%であるためロスが多い。

2.潜在顧客を見込み客にする「メルマガでの顧客育成」に投資することで長期的
顧客維持が可能になる。

ここで言う潜在顧客とは、既にメルマガの読者でありその会社が管理する潜在
顧客でなければならない。所謂、ハウス読者リストである。

寄せ集めで受信者の反応がわからないセールスリードよりも既に何らかのやり取りが発生している読者リストである方が、高いROIを期待できる。

Eメールマーケティングは、コスト効果が高く即効性があるがB-To-Bビジネスを展開
する上で万能ではない。

最近の動向として、配信されるメルマガが受信者に届いていないと言う現象が顕著になり始めている。米国でB-To-B向けのメルマガを企業のメールアドレスに配信した場合、約60%ぐらいしか届いていないと言われる。

約40%は、企業や個人の迷惑メールフィルターでブロックされて読まれていない。ブ
ロックされたメルマガは、配信元企業に何らかのメール不到達情報を提供していないので現実のメール到達率がわからない。

B-To-B市場では、Eメールマーケティングの位置付けを明確にしてこれだけに頼らな
い方法をいくつか同時に実施する事が求められる。

B-To-B市場を攻略するには、決定権を持っている人にアクセスする必要がある。メルマガでアクセスできる人が、どれだけいるかで効果も変わってくる。決定権を持った人だけの読者リストであれば、最高なのだが現実はその逆の場合が多い。

■ ポイント

・B-To-B市場では、メルマガで到達できる範囲が限られている。ハウスリストの
質が問われる。決定権を持っているだろうと思われる読者リストを意図的に集
める努力が必要。

・配信されるメルマガがいつも100%読者に到達していると言う保障はない。

・決定権を持つ人を説得するには、最終的にお互いの顔、感情、フィーリングを
交えながら営業マンが直接会う必要性がある。Eメールマーケティングは、決定
権を持つ人に会う機会と確率を高める用途で効果が発揮される。

私の読者の皆さん、

これが今年最後のコラムです。来年も面白い、役に立つ、タイムリーな情報、そして、読者の皆さんの感情に触れるEメールマーケティング情報を提供します。

それでは、良い新年をお迎えください。

2005年12月04日

ジュネーブのCafeで食べたケーキ

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ジュネーブで食べた奇妙なピザ

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日本のEメールマーケティングはどのステージか?

私は、米国のEメールマーケティングを研究している。
大きな流れが米国に3つある。

■Stage-A 告知中心の流れ

Eメールが普及するにつれて企業がホームページでの情報告知だけでなく
Newsletterと言う形で一方通行的な情報をメールで配信し始める。

発想は、紙媒体のダイレクトメールをEメールに取って代わらせるもの。
Newsletterの配信方法も読者のパーミッションなしで何処からかメールア
ドレスを探してきて一斉に配信するからパーミッションありに移る。

米国では、メールアドレスの売買が合法化されているのでオプトインされ
ているメールアドレス宛に企業の情報を一方的に知らしめる告知が出来る。

■Stage-B キャンペーン中心の流れ

E-コマースが普及するにつれてNewsletterをキャンペーンマーケティング
と言うコンセプトに取り込み始める。

企業のネット売り上げを増やすためにプロモーション企画を展開する。ホ
ームページとNewsletterを上手く連動させ、プルとプッシュツールをキャ
ンペーンマーケティングに取り入れる。

キャンペーンは、ネットだけでなく現実の世界と連動して行われる。オン
ライン売り上げだけでなく、オフライン売り上げも増やす目的でキャンペ
ーンは、展開される。

Newsletterは、特定の読者層をターゲットとして配信され、その効果をキャ
ンペーン指標で分析する。分析されたデータを次のキャンペーンに反映し
より効果的なEメールでのキャンペーンが展開される。

■Stage-C 読者中心の流れ

スパムメールの増大でメールを受信する読者の不快感がピークになり社会
問題としてスパムメールが取り上げられる。その結果、企業が配信したメ
ールやNewsletterが読者に不達になると言う現象が出始める。

キャンペーンマーケティングでメールが配信されても読者に受信されなけ
ればその効果も発揮されない。メールが不達にならないようにするには、
どうしたら良いかが試行錯誤される。

Sender ID, SPF, DomainKeyなど送信元認証でメールを受信する、しない
の判断材料にしたり、独自のフィルタリングでメールをブロックしたりす
る事がメールの不達の問題を表面化させる。

スパムメールであるかどうかの判断の精度が十分でないために起きる副作
用である。

Eメールマーケティングも企業中心のものの考え方から読者が喜んで安心
してメールを受信してくれるやり方に変貌し始める。

「この企業から配信されるメールは、スパムメールではないので私の受信
箱に届けてください」というアクションが読者からされないと確実にメー
ルが届かない時代に突入する。

さて、

日本と米国のEメールマーケティングは、どのステージにあると思うか。

Stage-Aにいるのが、日本のEメールマーケティングである。米国は、
Stage-Cに入り始めている。日本のEメールマーケティングは、少なくとも
3年ぐらいは遅れている。

このような見方をしているのは、私だけであろうか。

世間では、ブログ、ポッドキャスティング、Web 2.0、Internet 2などと
新しい話題で一杯だ。でも、根本的にウエブとメールという媒体から
切り離されていない。

インターネットは、メールで始まり、Webが生まれ、音声、動画とだんだん
リッチな情報伝達インフラになり始めている。タイミングよく、その変化と
ニーズをつかめればちょっとしたビジネスを創出できそうだ。


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 (誰もが向かう方向には宝物は埋まっていない!埋まっていても先に
  見つけたものが取ってしまう。ビジネスチャンスは、自分が何にフックさ
  れているかで決まる!)