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2005年01月25日

続けられないメルマガ発行

【Jan 25, 2005】

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|●  Eメールマーケティングとメルマガ  (月2回 発行)
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    発行元 http://www.mail-marketing.biz/
RSS Reader用 http://www.mail-marketing.biz/blog/index.rdf

沢山やる仕事があると頭が一杯に成って何も始められないという経験を
過去何回もあった。そんな時、こんなやり方で解決している。

(1)定期的に発生する執筆は、土曜日のこの時間、日曜日のこの時間と
決めて集中してやり遂げる。

(2)雑多な仕事は、Week Dayカレンダー手帳に書き込んで□マークを
つけチェックする。

この二つをするだけで気分的にかなり整理される。あなたは、どんなやり
方でこんな問題を解決していますか。


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■ 私のプライバシーポリシーは、 ↓
| http://www.mail-marketing.biz/privacy.html

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│  まぐまぐ    http://www.mag2.com/m/0000103289.htm
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● 問い合わせ先 【 吉田憲人  biz@spamex.com 】
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http://mail.ocnk.net/product/1?

      【法人企業メルマガの編集・配信代行】
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             ●  目次  ●
___________________________________

 |▼ 質問時には、どちらのどなたが明確になるようにして下さい。
   返答する相手がわからないと信頼関係が築けませんので。

  ● 日本発
    ┣続けられないメルマガ発行

  ● 徒然なる今日
    ┣成功した人の定義

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  ▼ 無料版 『知る人ぞ知る米国メールマーケティング』
    (登録)http://www.mail-marketing.biz/subscript.html

    ・Eメールマーケティングの物語 「エピソード」!

     Eメールマーケティング担当者の苦労物語を
     通してEメールマーケティングの実際を学ぶ。

    ・Eメールマーケティングの実践者向け
    ・Japan Internet.ComのWebマーケティングコラムニストによる執筆

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● 続けられないメルマガ発行
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法人企業が発行しているメルマガ、個人が発行しているメルマガの境なく
メルマガの発行を継続して行うのは至難の業だ。

毎日メルマガを発行している発行者には脱帽する。私には、とても真似が
出来ない。特に、内容が他人他サイトの情報をリスティングしていない
メルマガに拍手を送りたい。

継続してメルマガが発行できる人、会社には、コンテンツのネタが豊富だ。
会社は、ネタがなくてもお金を投資すればゴーストライターが素晴らしい
メルマガコラムを書いてくれる。

個人は、書いている内容の専門家であるか、好きでないと続かない。

メルマガは、今流行の「ブログ」と違って好き勝手な事を書く事が出来な
い。メルマガを発行する時にメルマガタイトルでこの分野の内容に成りま
すと宣言しているからだ。

読者は、メルマガタイトルと説明文を信じて読者登録をする。この
約束を破ってブログのように好き勝手な内容を書けない。書いたら、
その時点でメルマガ解除の嵐とクレームメールの矢がやってくる。

メルマガは、ある意味で専門サイトと同じである。自分が宣言した内容を
メール媒体で情報発信しているからだ。

■ 継続してメルマガを発行するには

まず、安易な気持ちでメルマガを発行しない事だ。メルマガの発行には、
読者に対して「義務と責任」が発生するからだ。これを守る事が出来ない
と思う人は、メルマガを発行すべきではないと私は考える。

読者に対する「義務と責任」とは、

   義務・・・このメルマガタイトルでこの発行頻度でメルマガ情報を
        提供すると言う義務(読者との約束事)

   責任・・・文責の責任(内容が社会に害を与えない事)

メルマガ発行者は、読者に対する「義務と責任」を頭の片隅に置いて意識
しながらメルマガを発行して頂きたい。

次に、読者にどんなメッセージをメルマガで伝えたいのかを明確にして
もらいたい。これを実施するには、時間に切羽詰ったメルマガの発行方法
ではだめだ。事前に十分準備しておく必要がある。

このコラムのように月2回定期的に情報を発信するには、絶えず、コラム
掲載1ヶ月前までに月2回分を準備して置く習慣が必要になる。

いつも、次回発行するメルマガコンテンツは、1ヶ月前に出来ている状況
にする習慣が必要なのだ。事前準備がなされていれば、急な変更も難なく
出来る。

実に簡単な事なのだが、現実は出来ていないメルマガ発行者が多い。
いつも、時間が追われてメルマガを書いている。書かれている内容を
見ると、それが直ぐに分かる。そんなメルマガは、質の面で問題を抱えて
いる。

一つ、助言を差し上げたい。

3ヶ月先のメルマガコンテンツのアウトラインを事前に書いておく事だ。
書くべきタイトルや見出しが分かれば、書き出しやすい。これがないと
書き始めるまでに悩む事になる。悩むと時間が足りなくなり、内容よりも
メルマガを発行するという点にプライオリティーが移ってしまう。

そんなメルマガを何誌も見ている。読者からしてみると解除対象メルマガ
に成ってしまう。

メルマガを継続して発行するには、

1)書く内容の専門家、または、好きである事。
2)3ヶ月先のメルマガコンテンツのアウトラインが準備できる事。
3)外部ライターと契約してコンテンツを事前に準備できる予算がある事。(法人)
4)読者に対する「義務と責任」を意識して発行できる事。

この件で問題を抱えている法人は、どうぞ、私までお問い合わせください。
info@mail-marketing.com

       ★ 転載自由のコンテンツ ★

    本メールに掲載された記事を転載する時は、
    以下の情報を記載して下さい。

     (転載の情報元) http://www.mail-marketing.biz/


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● 徒然なる今日
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            成功した人の定義


一般的な「成功した人」の定義は、ビジネスで成金になる事だと言うのが
まかり通っている。特に、楽天社長やライブドア社長の成功物語が話題に
成っている。二人とも若くして一生使えきれないお金を獲得した人たちだ。

私が20歳、30歳、40歳代の頃、お金持ちに成る事が「成功した人」
と言う認識があった。だが、今は違う。お金の価値が私の年齢に比例して
低減してきている事だ。

その一方で、持てる時間、夢の達成、周りの人の喜び、感動、自己実現、
情熱といった抽象的なものに価値が移行して来ている事だ。

歳を取るとお金で買えないものが多くなる。50歳になって、初めてこん
な老化現象を味わった。

1.首の軟骨の磨り減りから来る痛み(完治)
2.足の軟骨の磨り減りから来るひざ関節痛(だいぶ完治)
3.老眼(諦めの心地)

若返りがお金で買えれば、お金の価値は今以上に感じるのだが。衣食住の
ニーズを満たし、家庭を持ち、やりたい仕事をしている状況でお金を必要
以上持つ事がどれだけ自分に幸せをもたらすのであろうか。

仮に今10億円のキャッシュが転がり込んだとする。もう、仕事をしなく
ても一生生活を楽しめるお金だ。このお金が今あなたのものに成ったと思っ
て次に何をしたいか考えてもらいたい。

物欲は、1ヶ月買い物を続ければ直ぐに満たされる。女遊び、男遊びもや
りたい放題だ。海外旅行もファーストクラスで超一流のホテル住まいがで
きる。生活するうえでの欲求は殆ど満たされる。

これらの欲求を満たしている過程では、一時的に欲求を満たされる事で幸
せを感じるのだが、直ぐに慣れてしまう。慣れると幸せはどこかに消えう
せてしまう。

成功とは、お金を多く持ち、物的欲求を満たす事が出来る状況を指すとい
う解釈で本当に良いのだろうか。こんな疑問を持つやつは、成功していな
いからだと反論されるかもしれない。

もうちょっと、考えてもらいたい。

個人の成功の定義が違うと全てが変わってくるのだ。自分にとっての成功
とは、「自分が求めた『夢の実現』に与えられた人生と言う時間を費やす
事が出来た。」と定義したらどうだろうか。

お金の有る無しは、この定義の中で意味がなくなる。むしろ、『夢の実現』
にお金をどの様に稼ぎ、使ったかが意味を持つ事になる。成金になる事が
『夢の実現』であるならば、それが成功の定義になる。

少なくとも成功の定義は、人それぞれ違うはずだ。世界で一番綺麗な花に
なるよりも世界でたった一つの花になる方が、真理をついているのではな
いか。

世論の成功した人の定義に影響されないで自分が定義する成功した人に
成ってもらいたい。そう考えれば、もっと人生を楽しめるのではないだろ
うか。

与えられた人生は、絶えず、選択がある。そして、選択の結果は人ぞれぞ
れ違う。人生の節目節目で誰もが自分の進路を判断し、選択してきている。
その選択が自分の人生を楽しめるものにしているならは、それが成功した
人の人生の定義かもしれない。

私は、楽天やライブドアの社長たちのように成金ではない。生活をする上
で不自由をしない程度の人間だ。でも、自分が叶えたい夢の実現に一歩一
歩前進して行く人生を送っている。その意味で、私は成功していると思っ
ている。それが、私の成功した人の定義なのだ。

 
|●                             おわり
|● Eメールマーケティングとメルマガ    ■■■■■■■■■■■■

|●   Published by http://www.mail-marketing.biz/
|● メルマガ執筆者&発行者: 吉田憲人 email marketing consultant
|  Copyright 2002-2023, Mail Marketing.Biz - All Rights Reserved.
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2005年01月17日

メールマーケティングはデートと同じ?

私はネットマーケティングの動向を掴むため、いくつかの米国発メルマガ(英語では E-Newsletters という)を購読している。その中にネットマーケティング・ポータルサイトである「Clickz.com」の発行するメルマガがあるが、10月2日と16日に Kathleen Goodwin が執筆したコラム「The Rules of Engagement」が、メールマーケティングの“ルール”をうまく説明していた。

全てが日本で通用するものではないが、面白い所だけをピックアップして、私なりの解釈と肉付けでご紹介したい。

---

■ E-Newsletters are a lot like dating.
(メルマガは恋人とデートするのとすごく似ている。)

興味のある人をもっと知るためにデートがある。デートを成功させるためには、相手の信頼を得なければならない。インターネットの世界では、最初の信頼を得るためにメールやメルマガを使う。

メルマガで信頼を読者から得られ始めると、デートと同様にお互いを求め合うようになる。このステージになると恋人の事について色々と情報が自然と集まって来る。

メルマガでは、この情報が読者プロファイルのデータベースだ。

■ Know Your Audience.
(あなたの読者層を知る。)

目的を持ってメルマガを発行する事が、あなたのターゲット読者層を知る第一歩である。

あなたのメルマガのターゲット層は、まず、メルマガのタイトルから始まる。読者の関心は、メルマガタイトルから来るコンテンツ内容だ。タイトルが読者の興味範囲であれば、そのメルマガに登録をしてくれる。

多くの企業メルマガ発行担当者は、ここで出来るだけ多くの読者個人情報を入手しようとする。この考え方は、いたって自然なのだが、登録する読者の立場に立つと敷居が高すぎる場合がある。

意図的に登録の敷居を高くして読者の質を高める方法もあるのだが、一般的に言ってそれはメールマーケティングのプロがやる方法だ。一般の方は、メールアドレスだけの登録で始めた方が読者数を増やす上で楽になる。

それでは、どの様にして読者プロファイル情報を集めるのかと疑問に思うだろう。個人情報は、読者の方から提供してくれるまで待つのがコツだ。ただ、何もしないのでは無い。読者が、進んで情報を提供するように仕向ける仕掛けが必要だ。

データは、読者とのやりとりで集めるのである。例えば、定期的にコンテンツ内容についてアンケートを取る時にさりげなく読者の個人情報や興味など関連する範囲で尋ねる。データは一片にたくさん取るのではなく、読者との関係が深くなるにつれて足りない情報を読者に求める。

当然、ここまで行うまでには、最低半年から1年ぐらい読者との活発なメールのやりとりが必要だ。メルマガを発行しても何の返答もない状態では、アンケートも取れない。

■ Consistency is the name of the game.
(いつもと同じと言う事が、大切。)

いつもの場所でいつもの時間。恋人と会う時は、いつもそうではないだろうか。メールマーケティングの世界もこのルールが通用する。

メルマガを発行する日時、メルマガの形式(テキスト版かHTML版か)、メルマガの顔、コンテンツの編集フォーマット、メルマガタイトル、From(発信元)のアドレスなど、見慣れたメルマガが読者との親近感を時間と共に深める。

でも、時には気分を変える意味で待ち合わせ場所と時間を変える事も必要だ。いつそれを行うかは、メルマガ発行者が判断する事になる。判断するには、恋人の気分を察する能力が必要だ。

---

メールマーケティングの世界は、根本的に米国も日本も同じ。相手が同じ人間だからだ。ただ、メールマーケティングを受け入れる市場とその成熟度でアプローチに違いが発生する。さらに、文化、習慣、生活スタイル、価値観、通信インフラ、風土などの環境にも依存する。

米国に留学していた時、ブロンドの女性とデートをした。日本的アプローチでは、失敗に終わった。気を取り直して、米国式アプローチを米国人の友人に教えてもらい何度となくトライをしてみた。

何十回とデートに断られながら、やっとデートのコツを身に付け、ケリーというブロンドの女性と知り合いになった。実は、この後が大変だった。この続きは、次回のこのページで。

○参考記事(ClickZ.com):
http://www.clickz.com/em_mkt/enl_strat/article.php/1473731
http://www.clickz.com/em_mkt/enl_strat/article.php/1481961

メールマーケティングはデートと同じ? Part-2

メルマガを発行していると色々な方と知り合いになる。何回かメールでやりとりをすると、メールを見ただけで「ああ、あの人だ。」とわかる。確かこの人は、こんな問題を抱えていて何回か質問メールを出して来た人だな。

こうなると読者の顔が、だんだんと見え始めてくる。

ClickZ.com が発行した“The Rules of Engagement Part 3”10月30日付けで Kathleen Goodwin は、(読者との)デート攻略法をさらに説明している。前回のコラム同様、面白いポイントに私の解釈を肉付けしてご紹介したい。

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■ The Value Proposition
(魅力の売り込み)

パーミッションベース型メルマガの最初のステップは、メルマガを発行した後の読者の行動を知る事だ。テキストタイプのメルマガで有れば、発行後の読者数の増減。HTML メルマガであれば、どれだけの人がメールを開封したかだ。

次は、信頼関係を深め、継続的にメルマガを購読していただくステップだ。それには、そのメルマガの魅力を読者に売り込み、受け入れてもらわなければならない。時間と工夫がいる。

最終的にメルマガ発行者は、読者の良き伴侶(パートナー)になり、読者が抱えているニーズや問題に対しソリューションを提供しなければならない。

現実の世界の言葉で言えば、メールでコンサルティング営業をするような感じだ。営業マンは、顧客が喜ぶようなネタを持って営業する。顧客にとってそれが、その営業マンの魅力だ。プロの営業マンと新入社員の営業マンの違いは、そんな所にあるのではないか。

相手の信頼を得るには、あなたの魅力(価値あるメルマガコンテンツ)を読者のニーズに従い継続的に提供することだ。そして、読者があなたから離れられないように読者の心をつかむ事だ。

貴方のメルマガの Value Proposition が、明確になっているかどうかを今、確認して見てはどうだろうか。

■ The Analysis
(分析)

デートの相手について、予備知識がない。ほとんどのデートは、多かれ少なかれそんな状態で始まるのではないか。

メルマガの登録をしている読者の内、一体誰がメルマガを読んでいるのか。誰が読んでいないのか。

どのコンテンツを読んでいるのか。どれを最初に読み、どれを最後に読むのか。

メルマガを読むのにどれだけ時間を割いているのか。受信時にすぐ読むのか、それともプリントアウトして、あとでゆっくり読むのか。

読んだ後に友人や知人に転送しているのか。それとも、削除してしまうのか。

読者の行動様式には分からないことが沢山ある。メルマガ受信後の読者動向のデータが、あればあるほど読者分析ができる。1回のメルマガ発行データだけではダメだ。時系列的に読者分析をする必要がある。

この分析をシステム的にやるのか、人間の持つ“感ピューター”でやるのかは、メルマガ発行者の懐具合次第だ。私の助言は、まず“感ピューター”でやる事だ。人間の持つ能力を最大限に活用してできなくなったら、システムに頼ればよい。

デート相手のニーズや関心、興味を知るには、相手の言う事、やる事をよく観察する事ではないだろうか。デートする回数が増えれば増えるほど、相手を知るヒントが見えてくる。

あなたは、読者との接点を積極的に持とうとしているだろうか。読者を知ろうとする積極的な姿勢、仕掛けがあるかどうか、一度考えてみてください。

■ The Circle of Plan, Do, See, Check
(計画・実行・検証・確認の繰り返し)

相手の気を引く方法を考え、幾通りか実行してみた。ある方法は上手く行き、ある方法はダメだった。なぜダメだったかを自分なりに分析し、次はこうしよう、ああしようと別の方法を考え、それを実行した。

何度か新しい方法を計画・実行・検証・確認していくうちに、ハートを射止める筋道が見えてきた。メールマーケティングも同じルーチンがある。

まずは仮説を立て、実行し、その結果を検証・確認しながら次の仮説を試みる。この繰り返しで見えない読者の顔が見えてくる。

最初は誰でも「悪循環」から始まる。最初から読者のことなど分からないからだ。時間と工夫で悪循環から善循環に変化して行く。その過程には、分析と検証でわかったことを応用して、循環を良くする思考が必要だ。

最初から欲張り過ぎないように、ひとつずつ仮説を検証していこう。

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「メールマーケティングはデートと同じ?」のコラムは、一応、ここまで。次回は、別の角度から米国メールマーケティングを追ってみようと思う。

◎ お楽しみ?のブロンド女性ケリーとのデート:

(前回より続く)ケリーとの出会いは、米国人の友人がセットアップした Blind-Date(相手を知らされないダブルデート)だった。場所は、彼女のアパート。4人で夕食とワインを楽しみながら、お互いを知り合う仕掛けだ。困ったのは、彼女の興味や趣味、バックグランドについて何も知らされていなかったことだ。何で彼女の気を引きつけようか、どう切り出そうか、焦りに焦ってしまった。

この続きは、次回のこのページで。

スパム取りから逃げる方法


米国のインターネット業界は、スパムメール対策で頭が一杯になり始めている。例えば AOL では、スパムメール防止のフィルタリングが不完全で、ユーザーに届くべきメールやメルマガが届かない、という事態にまで陥っている。

この現象は、メールマーケティングのプロと言われている業者にも悪影響を及ぼしている。でも、そこはプロ。知恵を出して対応している。今回はそれを紹介しよう。

私が受け取っている米国発メルマガは、最初に次のような文面で始まる。
“Note: All weird-looking typos in this story were placed there on purpose to foil email filters that might not realize we are a volunteer-subscribers-only business publication.”
(注意:このメールでおかしなスペリングを使っているのは、スパムメールと間違われないよう、メールフィルタリングを意図的に出し抜くためである。)

米国の ISP は、受信者に届くメールの内容をスパムメールによく使われる“Key Words”でチェック(フィルタリング)する。このチェックは、発信元のメールアドレスから件名、メール本文まで含む。

実際に対象になっている代表的な単語をいくつか紹介する。
free giveaway contest trip
winner gift spammer vacation
percent financing 0%  

これらを文章に使ってみると、こんな風に見える。
“If you win a vacation trip contest, you can also enjoy a free gift of 0% financing from our bank. This is NOT giveaway deal. You have to win the game.”

見ての通り、普通のメールで個人がよく使う単語がズラリと並んでいる。この単語を使わないでメールを書くのはちょっと大変だ。特に、企業が発行するメルマガ(読者の同意を得られたメルマガ)でプレゼント懸賞などをプロモーションする場合、メルマガ担当者を困らせる。

ではメールマーケティングのプロは、どうしているか。次の単語を見てもらいたい。
f^ree g^iveaway c^ontest t^rip
w^inner g^ift s^pammer v^acation
p^ercent f^inancing 0^%  

これらを先ほどの文面に適用してみると、こんな風になる。
“If you w^in a v^acation t^rip c^ontest, you can also enjoy a f^ree g^ift of 0^% f^inancing from our bank. This is NOT g^iveaway deal. You have to w^in the game.”

“ ^ ”の文字を単語の中に入れて読み手にすぐ分かるようにしている。“ ^ ”を使っているのは、一番誤解無く単語の意味を読み取れるからだろう。

日本は、まだ、これほど酷く意識してメルマガを発行している企業はないと思う。敢えて行っているのは、「未承諾広告」の文字を「未 承諾広告」と表現して携帯電話のフィルターに引っかからないようにしている迷惑メール発行業者だけだろう。

日本のメルマガも時間の問題で何らかの対応策を考えなくてはならない時が来るだろう。


◎ お楽しみ?のブロンド女性ケリーとのデート:

(前回より続く)ケリーのアパートでワインを片手に、外に見えるBellingham Bay(ベリングハム湾、ワシントン州)を眺めながら、最初に出た言葉が“What are you majoring in, Kelly ?”(何を専攻しているんだい、ケリー?)だった。

彼女は、一瞬ニコリとしながら、“Biology!(生物学)”の一言だけしか言ってくれなかった。次に何を聞こうか、悩んだが取り敢えず調子を合わせるためにこう切り出した。

“I’m going to take a Biology 101 next quarter. I am not sure if I can really enjoy it or not. ”
(次の学期に生物学101の学科を履修するつもりだ。でも、本当に楽しめるか不安でね。)

どうした訳か、この切り出し文句が良かった。でも、この後がまた大変。

この続きは、次回のこのページで。

飽きられないメールマガジンとは

私のメールボックスはメルマガだらけ。そんなメルマガライフをリストラした。100誌あまりのメルマガを10誌まで減らしたのだ。減らした理由は、知らず知らずのうちにメルマガの数が増えていって読み切れなくなったからだ。これはたぶん、多くのメルマガ読者の気持ちを代弁しているだろう。

Eメールマーケティング アドバイザー(メルマガ発行者)の立場でこの事を考えた場合、少なくとも読者のリストラ対象メルマガにはなりたくない。

リストラ対象にならないようにするためには、一体どうしたら良いのだろうか。

11月27日付 ClickZ 発行“Think Like a Publisher, Part 1”に気になる事が書かれていた。いつもの通り、私なりの解釈と肉付けでポイントをご紹介しよう。


1.なぜ、メルマガを発行する必要があるのか?

メルマガを発行する必要がないのに他のサイトが発行しているので何となく発行している、というメルマガは、フォーカスが効いていないため受け手にとって価値を感じさせない。

最近の法人メルマガは、『お知らせメール』であるためメルマガ本来の「読んで楽しむ要素」が抜けている。『お知らせメール』は10秒以内でごみ箱行きだという事に気づいていない。つまり読者が求めている情報が無ければ、内容をスキャンするだけで終わってしまうと言う事だ。

そんなメルマガに時間とお金を投資する価値があるのだろうか。『お知らせメール』を発行している法人メルマガ担当責任者は、一度、そのメルマガの位置づけを再検討して見てはどうだろうか。

2.あなたの情熱で読者を動機づけているか?

個人がメルマガを発行する動機と、法人がメルマガを発行する動機は根本的に違う。個人発行のメルマガは、その発行者の情熱が行動となってメルマガを発行するに至る。法人メルマガは、お金儲けのツールとしてメルマガという媒体を活用しているに過ぎない。

成功しているメルマガは、どういう訳か発行者自身のパーソナリティー、感情、情熱、内容、努力などが上手く読者に伝わっているメルマガだ。必ずしも、お金を儲けるためだけに目的を絞っていない。お金儲けは、あくまでも副産物という位置づけだ。

法人メルマガは、お金儲けが第一目標であるため読者のニーズ、心理、都合を優先せず、自分のお金儲けを優先するメルマガ編集をしてしまう。Eコマースメルマガであれば、販売する商品説明や広告だけで“電子メルマガチラシ”になっている。そこにはお金儲けの企業の顔はあるが、発行者の情熱はない。

そんな法人メルマガに読者が興味を持ち続ける理由があるだろうか。

3.読者がコントロールしているのを忘れていないか?

インターネットの世界は、ユーザーがコントロールしている。どのウェブサイトを見るのか、どのメルマガを読むのか、など全てユーザーが決める。

インターネットでない世界では、出版社や新聞社が情報をコントロールしていた。ユーザーは、与えられたメディア情報の中から選択するしかなかった。

インターネットの世界は、情報で溢れている。そして、目に見えない世界であるために、マインドシェアーを獲得しない限りユーザーをコントロールできない。でも、そのコントロールも可変的だ。

メルマガはつねに、読者の意志でコントロールされている。面白くない、価値を感じない、読みづらいメルマガは購読解除される。発行者の立場は弱い。だからこそ、読み手の心を掴み続けるコンテンツと、発行者の“人間味”が必要とされるのだ。

○参考記事(ClickZ.com):
http://www.clickz.com/em_mkt/enl_strat/article.php/1548481


◎ お楽しみ?ブロンド女性ケリーとのデート:(最終回)

(前回より続く)「生物学を次の学期で履修する」と言った途端、彼女の口から生物学の講義が始まってしまった。ワインを片手に生物学の魅力を1時間以上も聞かされてしまった。ロマンスを期待した夜だったが、次回のデートに延期。
別れ際のキスと次のデートの約束だけが、その夜の収穫だった。

Eメールマーケティングの世界でも同じような事が起こる。読者のニーズに近いコンテンツやアプローチを提供すると、読者から色々な反応が起こり、情報を教えてくれる。そしてそれがキッカケとなり、メルマガの読者数が急増する場合もある。

メルマガ発行者のみなさん、一度読者の「本当のニーズ」を見つめなおしてほしい。
収穫はきっと多いはずだ。(少なくとも私のデートよりは…)

あなたのメルマガの「スパム度」をテストする?

最近、スパムメール(迷惑メール)の話題が、日本でもニュースになり始めている。日本の ISP もスパム防止方法に目を向け始めている気配もある。

スパムメールの横行は、正しいやり方でメルマガを発行してきている法人メルマガに多大な悪影響を与える。既に米国では、スパムメールと法人メルマガの識別が出来なくなるほど受信する読者の感覚や意識を狂わせている。

主要米国 ISP では、スパムメールをメールの内容から判断するフィルタリング手法を使ってスパム防止を計っている。だが、判断間違いが多いため受信されるべきメールが不達になる場合が多い(以前このコラムでも取り上げたことがある)。

特に法人が配信するメルマガが、スパムメールと間違われているようだ。メール本文に使われている単語が引き金になっているらしい。メルマガを配信する前に何らかの方法でスパム捕りに捕らわれない内容にする方法がないか、そんな疑問に答える無料サービスが最近カナダで出現した。

○Spamcheck
 http://spamcheck.sitesell.com/


このサイトを一読して頂きたい。簡単にあなたの書いたメルマガが「スパムメール」と判断される確率をはじき出してくれる。以下が、そのやり方だ。

1) まず、メルマガのドラフトをテキストまたは、HTML で書く。

2) spamcheck@sitesell.net に送る。
  このとき、件名(Subject)に“TEST”と書いておく。

3) 送信後すぐに The SpamCheck Report がメールで送られてくる。
  どこを直せば良いかの助言もそのレポートに記載されている。
(※注:このサービスは、残念ながら英文のみ対応である)

実は、この様なサービスが今後世界中で求められ始めるのではないかと私は思っている。日本でも、この様なサービスがあれば、利用した企業が沢山出てくるかもしれない。多分、この2、3年以内に十分需要が出始めるだろう。

このサービスを始めたカナダ・ケベック州にある SiteSell.Com は、ホスティングサービスの目玉としてこの機能を提供している。多分、彼らは、近い将来、有料サービスとして提供し始めるだろう。

このサービスを提供する上でのリスクは、1)信頼度と 2)保証にある。現在のスパムフィルタリング技術はまだ未完成であり、スパマーも知恵を付け始めているからだ。

このコラムを読まれている方で「スパムメール防止技術」を研究されている方がいたら、ぜひ私までメールを下さい。

メルマガの配信方法に気を付けろ!

現在日本で発行されているメルマガは、その多くがテキスト形式のメルマガだ。企業からのメルマガの中には実験的に HTML メルマガを発行している物もあるが、せいぜい数えられる範囲の数だ。

最近、こんな現象を経験している。ある有名な企業のメルマガを1カ月前に登録した。1カ月間は、テキスト形式のメルマガが届いていた。2カ月目に入って、なぜか HTML メルマガが届くようになった。私の方で何も手続きはしていないのだが。

HTML メルマガは、ダイアルアップ接続を利用するユーザーが敬遠しがちなメルマガだ。受信するのに時間とお金が予想以上にかかる。私にとって一番の問題は、この企業のメルマガの配信方法だ。

登録時に HTML メルマガにしますか、テキストメルマガにしますかの選択が無く途中から予告もなく HTML メルマガに切り替えた行為だ。企業の一方的な都合で読者に余計な負担を負わせ、信頼を踏みにじる行為は読者として頭に来る。

そのメルマガのヘッダー情報を見てみた。すると「Multipart/Alternative 方式」で配信をしていた。この配信方法は、メルマガ発行側がテキストの原稿と HTML メルマガの原稿を一緒に配信する方式だ。受信者側のメールソフトが HTML メルマガを受信可能に設定していると、テキストメルマガより HTML メルマガを優先して表示してしまう。Outlook や Outlook Express などのメールソフトは、HTML メルマガを標準で受信可能にしている。

なぜこの企業は Multipart/Alternative 方式でメルマガを急に配信し始めたのか。実は、こんな裏事情がある。読者の皆さんにも知っておいて頂きたい。

■ Multipart/Alternative の配信方式(企業側にとっての良い点)

 -配信したメルマガが、メールソフトの仕様に依存しないで届く。

 -テキストだけでメルマガを受け取るようにメールソフト設定をしていれば、自動的にテキストメルマガを表示させる事が出来る。

 -HTML メルマガを強制させたければ、HTML メルマガを受信可能にしているメールソフトの読者だけに表示させる事が出来る。

つまり、1回の配信作業でテキストメルマガと HTML メルマガを読者に配信できてしまうのが、この方式を利用する理由だ。

企業がテキスト方式で発行していたメルマガを急に HTML メルマガに変更したい時、通常は、読者にどちらのメルマガを受信したいかの選択をあらためて聞いてから2つの形式の同じ内容のメルマガを発行する。

この作業は、時間とお金が企業にかかる。大概、読者は企業の意向に添うように HTML メルマガに再登録してくれない。HTML メルマガが何であるかを読者に十分説明出来ないからだ。

そこで読者の同意を取らず、企業の都合を優先して一方的に Multipart/Alternative 方式の配信を行ってしまう、というわけだ。

■ Multipart/Alternative 方式の悪い点

 受信者の都合を無視して企業論理を優先する配信方式のため、読者に間接的、直接的な悪印象を与える。つまり、最初の同意事項を企業が一方的に裏切ったと印象づける。


● Multipart/Alternative 方式で送信されたメールの見分け方

受信したメールのヘッダー情報をまず見て、「Content-Type:」という記述を見つける。(ヘッダー情報とは何か、についてはこちらの参考ページを参照)

日本語のメールであれば、下記3つのいずれかに当てはまるはずだ。

 (1) Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP
   (テキスト形式の配信メール)

 (2) Content-Type: text/html; charset=ISO-2022-JP
   (HTML 形式の配信メール)

 (3) Content-Type: multipart/alternative;boundary=
   (Multipart/Alternative の配信メール)


◎ これからの企業はこうすべき!

メルマガ登録ページで必ず読者にテキスト形式のメルマガか、HTML 形式のメルマガかを選択させてからメルマガを配信する。

もし、テキスト形式のメルマガ希望者に HTML 形式のメルマガを発行したい場合、必ず読者にお伺いを立て、再度選択をして頂く。決して、企業の都合を優先して事を運ばない事。

賢いメールマーケティング担当者がいる企業は、こんな間違いを犯さない。
メールマーケティングが何であるかが分からない企業担当者が、メール配信システム代行業者(メールマーケティングが理解出来ていない業者)または、IT 部門におんぶに抱っこで間違いを犯してしまうのである。

読者の皆さんで Multipart/Alternative の配信メルマガを見つけられた方は、どうぞ私まで情報をお寄せください。

日・米のメルマガ発行スタイルの違い

米国のメルマガ発行者は、こんなやり方でメルマガを作成している。日本と比較して違いもあれば、同じ場合もある。今回は、その点を中心にご紹介しよう。

■ メルマガ発行者の暗黙ルール

(米国でのルール)
1. 1行 65文字に設定(半角文字)
2. 必ず1行毎に強制改行
3. 等幅フォント Courier を使用(米国のメールソフトでは標準)
4. 4~5行でパラグラフを構成
5. テキストエディターの使用(例えば UltraEdit-32 など)

(日本でのルール)
1. 1行 35文字~38文字に設定(全角文字)
2. 必ず1行毎に強制改行
3. 等幅フォントを推奨(Outlook Express では非標準になっているので注意)
4. 4~5行でパラグラフを構成
5. テキストエディターの使用(例えば Dana や秀丸エディタなど)

● テキストメルマガの顔(メルマガの見出し)の比較

(米国の場合)
Keyboard に印字されている ASCII 文字だけでデザインする。よく使われる文字は CAPS(大文字)、*、$、#、--、/、+、() など。
(((((((((((((((((((((
ContentBiz Newsletter Get your own:
((((((((((((((((((((( http://www.content.com
Jan 15, 2003 Please forward *without cutting*

(日本の場合)
2バイトコードにより■、●、☆といった文字・記号・罫線が使用できる。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ●(特別会員向け)月1回発行      2003年1月15日  ●
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(●)      知る人ぞ知る米国メールマーケティング     (●)
(●)      http://www.mail-marketing.biz         (●)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


またメルマガを発行する前に必ず行う作業がある。これは日米両国で同じだが、往々にして忘れがちな作業である。

◆ メールソフトやウェブメールでの見栄えテスト(日米共通)

読者が使っているメールソフトによってメルマガの見栄え、見え方が違う。特に HTML メルマガは、メールソフトのウェブ表示機能に違いがある場合がある。

従って、様々なメールソフトで自分が配信するメルマガ(テキスト形式と HTML 形式)をテストする必要がある。

さらに hotmail などのウェブメールでメルマガを読んでいる読者のために、実際にウェブメールにも送信して、見栄えを確認する必要がある。

テキスト形式メルマガの場合は、機種依存文字や等幅フォント、強制改行などに注意すれば良いが、HTML メルマガは確認テストの項目が多い。

▼ テキスト形式と HTML 形式メルマガ

一般的に米国では、HTML メルマガが多くなってきている。一方日本では、まだテキスト形式メルマガが主流である。それは、なぜか?

一言で言えば、インターネットインフラと Eメールマーケティングの成熟度の差だ。

米国のメルマガも最初はテキスト形式で始まった。これは日本も同じだ。ただ米国は、Eメールマーケティングのビジネス展開が日本よりも先行しているからだ。インターネットのインフラにしても電話料金の面で優遇されてきた(市内への接続であれば月額料金が固定)。

Eコマースで始まる製品の販売用途では、テキストよりもイメージ・写真が表示できる HTML メルマガの方に軍配が上がる。従って、販売すべき製品が目に見える物であればあるほど、米国の企業は HTML メルマガにシフトしている。

でも企業は HTML メルマガを作成、配信する上で色々な問題を抱えている。この点は、別の機会にもっと深く説明しようと思う。

一方テキスト形式のメルマガは、より読者に“読ませる”方向にシフトして来ている。そのため、コンテンツの価値だけでなく執筆者のパーソナリティー表現に工夫が見られる。

最終的にメルマガを発行する企業のニーズと方針に依存するため、発行するメルマガの目的と位置づけを明確にする必要がある。

このように日米を比較すれば類似した点、違う点があるが、常に基本となるのはいかに読者のマインドを掴み、メルマガが届くのを待ち焦がれるようにするか、だ。

◎ Eメールマーケティング実践者の紳士録 Whos Whoへの登録のお願い

Eメールマーケティングを実践されている方々に一つお願いがあります。現在、日本で活躍している、しようとしているEメールマーケティング実践者の紳士録Whos Whoを編集しています。我こそはと思われる方は、是非こちらまでご登録ください。http://www.mail-marketing.biz/

消費者の感情を読み取れるメルマガ

Avantmarketer.com からの HTML メルマガを受け取った。内容は“Emerging Opportunities in Internet Marketing”だった。インターネットバブルが弾けた後に、新たなインターネットマーケティングの機会が訪れたというのだ。(原文)

読んでいるうちに面白いと思うキーワードを見つけた。

■ 消費者の感情を読む。
  ―Read the emotion of their consumer.

米国のEメールマーケティングを実践している企業は、Eメールによるキャンペーンマーケティングから『消費者との対話の創造』へと移ってきている。

最近、日本の企業でも商品別のメルマガを発行し始めている。多くの商品との関係をメルマガで構築する事によって、消費者のマインドを引き付けようとしているのだ。

商品別メルマガの発行は、商品ブランドの構築と販売促進が目的だ。これはこれで意味があるが、米国のある企業は、もう一歩先を行く「企業と消費者との対話」を直接メルマガで築く方法を採り始めた。

企業の顔(ブランド)で直接消費者と対話する試みは、リスクがあると判断する人が多いかもしれない。そのため、消費者との対話は、消費者相談室に任せれば良いと思っている会社が多い。

「○×株式会社メールマガジン」などというタイトルで発行しているメルマガを時々見受けるが、発行目的が投資家向けだったりする。そうでなくても2つのポイントで訳の分からないメルマガになっている。

 1) コンテンツが一般的でフォーカスがなく、何を伝えたいのか分からない。
 2) コンテンツに会社の顔としての価値を見いだせない。

メルマガの利点は『消費者の感情を読み取れる』という点だ。これは双方向コミュニケーションの為せる技であり、Eメールという媒体の強みだ。消費者がどんな気持ちで企業を見ているかをメルマガの返信メール、または、アンケートメールで直接読み取れる。

『消費者の感情を読み取れる』企業メルマガにするには、フォーカスの効いた会社のブランドメッセージと消費者が認める価値あるコンテンツを提供しなければならない。さらに、気軽に返信メールをださせる仕組みや仕掛けが必要だ。

 日本を代表する超一流企業が消費者との直接対話を求め、メルマガを発行している。内容については言及を差し控えるが、もっと自由闊達に、気軽に返信メールが出せる仕組みと仕掛けをこれから期待したい。

この日・米企業の試みは、今後のインターネットマーケティングに新しいビジネスチャンスを生み出すはずだ。

※このコラムへのコメントを受けつけます。コメントは come@spamex.com まで。

最初のつまずき ―失敗するメルマガ発行―

読者にメルマガを配信するアドレスを登録させるには、2つの方法がある。

 (1) メーリングリスト形式… 特定のメールアドレスに空メールを送る
 (2) 登録フォーム形式… ページのフォームにメールアドレスを記載する

米国では、2年ほど前までは(1)の方式が中心であったが、最近は大部分が(2)の方式に移行してしまっている。

日本ではメルマガの登録は(2)の登録フォーム形式が当たり前なので、なぜ米国のメルマガが(1)の形式で登録をしているのか分からないでいた。
これにはどうも、歴史的背景があるようだ。

米国のメルマガは、当初メーリングリスト形式で発行されていた経緯がある。一方、日本では最初から登録フォーム形式でメルマガが発行されている。この違いだ。

しかしある時点から米国のメルマガ発行者は(1)の形式よりも(2)の登録形式の方が、より多くの読者を登録させるという事に気が付いた。実はそれまで、メルマガの登録が上手くできない人たちが大勢いたのだ。

メーリングリスト形式だと、一旦本人確認のメールが届き、届いたメールに返信しなければならない。実はこの作業が登録のネックになっていたのだ。大部分の人は、特定の登録メールアドレスに空メールを送れば自動的に登録されるものと思いこんでいた。その為に、本人確認メールが届いているのに気が付かない人が多かった。ここに機会損失が生まれていたのだ。

そこで現在では多くの発行者が(2)の登録フォーム形式に移行しているのだ。しかしそこでもまた同じような問題を抱え込んでいる。それは「シングルオプトイン方式」と「ダブルオプトイン方式」の選択だ。

シングルオプトイン方式の登録は、1回登録フォームにメールアドレスを記入すれば本登録がなされる。ダブルオプトイン方式の登録は、2回本人のメルマガ登録意志を確認する。つまり、メーリングリスト形式と同じような本人確認作業が発生する。違うのは、最初の登録がウェブにある登録フォーム形式でなされると言う事だけだ。

タイトルに「最初のつまずき ―失敗するメルマガ発行―」と書いたのは、日米ともに読者の集め方に失敗しているメルマガが多いからだ。

日米のメルマガ登録方式でシングルオプトイン方式が中心になっている。ダブルオプトイン方式は、まだ、メルマガ市場に広まっていない。この最大の理由に読者数を確保するためと言う理由がある。

私の過去の経験からダブルオプトイン方式での読者登録は、シングルオプトイン方式で集めた読者数よりも20%から40%読者数が少ない。シングルオプトイン方式を採用している企業は、20%から40%の読者が本登録を出来ないでいると言うリスクを取れないでいる。

このリスクを敢えて取っている企業が日米両国にある。自社ブランドを大切にしている企業だ。彼らの考え方は、数よりも「質」を重視している。シングルオプトイン方式での登録は、企業のブランドを傷つける恐れがあるからだ。イタズラ登録がある度に企業のブランド価値は下がって行く。悪戯登録の被害にあった人は、その企業が勝手に自分のメールアドレスを登録したのだと思い込んでしまうからだ。

ちょっとしたメールアドレス登録方法の違いで、企業のブランドが簡単に傷つけられると言う事実を知らない企業メルマガ担当者が、まだまだ日米ともに多い。

『失敗しないメルマガ発行』を探し求める方は、ぜひ私までお尋ね下さい。

無料メールアドレスでは登録が出来ない?

ある有料メルマガにお試し登録をした。翌日、一通のメールを受け取った。
「登録でお使いのメールアドレスは、無料メールアドレスです。申し訳ありませんが、無料メールアドレスでないメールアドレスで再登録をお願いします。」
こんな内容のメールだった。

米国のあるメルマガ発行者がこんな事を言っていた。「無料メールアドレスを使った読者のエラーメール率が増加している。無料メールアドレスは、ある日突然放棄される。」

この二つの事は、将来のEメールマーケティングのあり方を示唆しているのではないか。

読者がなぜ無料メールアドレスを使ってメルマガ登録をするのか。実は、私も無料メールアドレスを使って色々な情報を得ている。その心理を分析してみると、以下のようになる。

1. 用途別にメールアドレスを使いたい。でも、ISP のメールアドレスは一つだけだ。そうだ、無料メールアドレスを使おう。
2. ISP のメールアドレスに迷惑メールが沢山来ないようにしたい。無料メールアドレスの転送サービスを使えば大丈夫だろう。いざとなったら、転送を止めればいい。
3. 以前、ISP のアドレスでメルマガに登録したけれど、解除が出来なくて困った。使い捨てが出来る無料メールアドレスを使えば解除しなくても良いかな。

現在、私は5種類のメールアドレスを使い分けている。

A. ISP のメールアドレス
B. 自分自身のドメイン メールアドレス
C. 無料メールアドレス
D. 転送専用メールアドレス
E. Web メールアドレス

このコラムの読者がここまでメールアドレスを使い分けてメルマガを購読する必要はないと思うが、世の中には私のような人もいる。

本題に戻ろう。メルマガ発行側が無料メールアドレスを敬遠する理由は、メールアドレスで読者分析をする上で困り、ターゲット読者になり難い場合があるからだ。お試し登録をしても、ある日突然、メールドレスを放棄されてしまい、問い合わせが出来なくなってしまう。これは、情報サービスをしている企業だけでなくメールアドレスを使ったEコマースビジネス全体に及ぶ問題だ。この事に気づいている企業は、まだ少ない(と言うより気づいていない)。

Eメールマーケティングは、読者とメールで末永くお付き合い出来る事が前提になっている。この前提が、無料メールアドレスの安易さで簡単に崩れていく。Eメールマーケティングに専念している企業であればあるほど、メールアドレスの選別をせざるを得なくなる。

質の良いメールアドレス。質の悪いメールアドレス。将来、そんなラベリングがされ始めるだろう。

追伸:スパム業界では既に選別が始まりビジネスにつながっている。

これからメルマガを使った情報発信を計画している法人がありましたら、私 come@spamex.com までお尋ね下さい。最初からボタンの掛け違いが発生しない方法をご提供致します。

手元にある名刺のメールアドレスに配信、これ大丈夫?

最近、覚えのない人からセミナー開催の告知メールが届く。名前を見ても記憶にないのだが。メールの内容も、私を良く知っている人が書くような内容ではなかった。チラシ告知メールそのものであった。

本当にこのメールを配信した人は、過去に名刺を交換した人なのだろうか。いつも疑問に思う。もし何回か会った人であれば、ちゃんと返礼のメールをだすのだが、そんな感じを抱く事がない。結論から言えば、見知らぬ人に限りなく近い人から来たチラシ告知メールだ。

そんなメールは、スパムメールに限りなく近い。これと同じ間違いをして堂々と同じ事をしている営業マンがいる。特に、色々なショーで名刺をたまたま交換した時だ。

今回のメールは、多分、その営業マンが会社側に提供した物に思える。こんなメール告知は、残念ながら受信者に不快な念を与えるだけでビジネスに決して結びつかない。

読者の中には、今まで堂々とこれを実行してきた人がいるだろう。

『じゃあ、どうしろというのだ!』と、そんな声が聞こえてくる。これには、これなりのやり方がある。何処を探しても、この情報は見つからないかもしれない。

まず、手元にある名刺で親密度の尺度で仕分けをする。こんな仕分けだ。

  A.親密度(高)
  B.親密度(中)
  C.親密度(低)

A、B、C毎に書くべき内容を変える必要がある。Aは親しい友人、気心が知れているムードでメッセージを伝える。最近の状況も情報として付け加えるともっと良い。Bは通常の会社対会社でメールを出すような感じで、失礼のない文面が必要だ。Cはいついつ、どこそこでどんな用件で名刺を交換したかの背景を説明し、自分の会社紹介を含める。失礼のない文面でないとダメだ。

A、B、C全てを対象に出来れば、そのメールを出す前に今後この様な情報メールをお届けして良いか受信同意許可を事前に得ておくべきだ。実はこれが一番無難だ。ただ、配信する数が減ることも確かだ。

名刺交換で得たメールアドレスは、自分が覚えていても相手が覚えていないケースが多分にある。それを無視したメール配信は、限りなくスパムメールに近い。従って、名刺交換後何回か面識を持って会っている人も含め受信同意許可を事前に得ておいた方が良いとなる。

会社が営業マンからかき集めた名刺のメールアドレスに告知メールを一斉に出すという間違いをしないためのメッセージとしてこのコラムを読んで頂ければ幸いだ。

読者の中で私と同じような告知メールを受けた人がいましたら、どの様なメールが多かったか教えてください。メールは、come@spamex.com までお願いします。

米国:ピンチをチャンスに変えたメルマガ配信


日本の新聞にこんな記事が時々載る。○○○株式会社のメルマガ配信、間違って誤配信。米国でも類似の誤配信が発生している。

自社開発の簡易メールソフトでメルマガを7,000部配信した。実際送るべき数は、200部であったがメールソフトのエラーで1メールアドレスに35通も同じ内容のメールが届いてしまった。

受け取った読者は、発行者にクレームのメールを送った。クレームメールを受信したメールサーバーはメーリングリストのように残りの199人に再配信してしまった。これが、クレームメールの返信があるたびに悪夢のように繰り返されたのだ。

メールサーバーのメールソフトのバグをつぶした時には、後の祭りだった。

この米国の会社が対応した方法は、こんな内容のコミック画像を謝罪メールに掲載して読者に送ったとの事だ。

(牢屋につながれた囚人二人のうち一人が、なぜ牢屋に入れられたか説明している)
 I am here, because I sent too many jokes on E-mail.
 なぜ、僕がここに居るかって? Eメールでジョークを送り過ぎたんだよ。
 それで罰を受けたのさ。

一人の人に35通も同じメール送った誤配信の事をこんなジョークで笑いにした。同時に、自分のした事の意味と結末をよく理解していると言う事を読者に伝えたかったのだろう。

その結果は… どういう訳か$5,000以上のビジネスが舞い込んできた。

彼らがやった事は、

・Bounce back quickly (早期対応)
・Respond right away (早期返信)
・Confess your guilt and error (罪とエラーを認め、謝罪)
・Use humor (ユーモアを使う)

事だった。日本で同じ事が出来るかどうかは、疑わしいが、正直に素早く対応する事が読者に好感を持たれる事は確かだ。

メルマガの配信は、ある程度の経験が必要だ。数が多ければ多いほど誤配信時でのインパクトが大きくなる。そんな不幸にあった時、どの様な対応を直ぐにすべきかを日本の企業は前もって検討すべきだ。

ただの謝罪対応だけでなく、謝罪をプラスに転じさせる仕掛けも一緒に考える事を私はお勧めする。アメリカの会社は、ユーモアを仕掛けにして災いを福に転させた。

日本では、どんな仕掛けが良いのだろうか。悪印象を好印象に変えるのにどうしたら良いかにヒントがありそうだ。

Mail Marketing.Biz では、こんな時どうしたら良いかの助言も行っている。会社それぞれの独自の解決案があると私は思う。

「チラシメール」と「チラシメルマガ」

物販サイトが発行するチラシメールを米国から受け取っている。そのチラシメールは TechnoScout.com というサイトから届いている。

このメールは、商品紹介に徹しているチラシメールだ。ただ、日本で発行されているチラシメールと違い、価格で読者を釣るのではなく読者が困っていると思われる「解決提案型商品」で読者を釣っている点がユニークだ。従って、利益率が高い。

このチラシメールを読んでいる私は、こんな理由で登録をした。日本には無いユニークな商品を知りたい。仕事で米国に出張する時は、必ず、WallMart や Safeway などのお店に立ち寄る。目的は、日本で見つからない便利グッズやデザインの良いグッズを探すためだ。

このアプローチに、メルマガの「読む要素」を追加したチラシメルマガがある。
東急ハンズ新宿店が発行しているメルマガだ。

14種類のメルマガで商品を見せ、教え、楽しませ、読者との対話を求める作りをしている。価格で読者を釣っているタイプのチラシメールとは違う。

日本のチラシメールは、今後二極化に向かうだろう。一つの方向は、価格に徹した「チラシメール」。読者は、商品を知っていて出来るだけ安い価格で購入したい人たちだ。もう一つの方向は、読者の問題解決提案型の「チラシメルマガ」だ。

ここで、チラシメールとチラシメルマガの違いを理解して頂きたい。チラシメルマガは、読者が読んで楽しめる要素が商品の紹介以外に有り、読者の心を取り込もうとする。そこには、お金以外の繋がりがある。

一方、チラシメールは、価格と商品だけだ。

米国の友人でEメールマーケティングのコンサルティングをしている Mr.A が、こんな事を言っていた。

『読者は、自分にとってすぐに役に立つ情報を求めている。
 一度、役に立つ情報だと読者が認めてくれると次も読んでくれる。』

チラシメールとチラシメルマガは、同じ世界と市場に存在しているように見えるが実際は、別々の世界と市場で成り立っている。

これから物販サイトをオープンしてチラシメール、またはチラシメルマガを発行する時は、このコラムの内容を思い出してもらいたい。

社内メルマガポータル

社内情報伝達に Web ページを使うと言う会社は多いが、その目的にメルマガを使うという会社はまだ少ない。

イントラネットがポータルサイトのように使い込まれているという噂を余り聞かない。なぜなのだろうか。多分、イントラネットは、社内という会社組織の制約でインターネットの個人サイトのように自由と利便性を高めたサイトが作りにくいのだろう。

メルマガはどうだろうか。メルマガを広報誌の一つの媒体として活用している会社をいくつか知っている。コスト面に置いても、伝達率に置いても期待以上の効果が出ているようだ。特に、イントラネットへの誘導に役立っている。

会社組織が大きくなると伝えたい情報も多くなる。月一回程度の広報誌では、十分な情報を社員に伝達出来ない場合が多い。さらに、一方的な会社情報の伝達よりも選択権を与える情報提供の方が受信者に親切だ。

受信者に選択を与える情報提供で社内メルマガポータルは、必要な人に必要な情報を伝達する上で貢献度が高い。社内メルマガポータルとイントラネットがバランス良く融合すると今まで誰も見てくれなかったページも関心を持って見に来てくれる社員が増える。

社内メルマガを発行する上で気を付けるべき点がある。メールは、社外に転送出来る。イントラネットでは、社外から Web にアクセス出来ないが、メールは情報をそのまま送ってしまう事が出来る。社内機密が漏れる危険性がある。

だが、このリスクもメルマガの編集方法で簡単に対応が出来る。

社内メルマガ発行ルール:
 1. 社外に漏れても害がない情報に絞る。
 2. 社外秘の情報は、イントラネットだけで読めるURLと項目だけをメルマガに記載する。
 3. メルマガだけで完結しない情報コラムにする。
 4. 重要な情報は、イントラネットのページに誘導する。
 5. 社外の社員にメルマガで重要な情報を伝える場合は、PGP 暗号化メールで送る。


社内メルマガポータルの位置づけは、社内ポータルサイトに社員を導く入り口だ。現在、多くの会社員は、社内ポータルサイトがいつ更新されたのか分からないでいる。そろそろ、社内向けのメルマガ発行を有効に使う時期に来ているのではないだろうか。

迷惑メールとの差別化

今年の母の日には、カーネーションの花とカードをイメージしたHTMLメルマガが10通も届いた。どれも、受け取る相手を選ばず発信された迷惑メールだ。

これから色々な歳時記にあわせてこんな迷惑メールが届く事になるだろう。同時に、同じような目論見で色々なEメールマーケティング企業から母の日のメルマガが届く。

こんな状況で正当派メルマガと迷惑メールとの違いを認識するのは大変だ。商用目的で母の日や父の日に送るメルマガを迷惑メールと差別化するにはどうしたら良いのだろうか。

そんなときは受信者の視点で物事を考えてみよう。受信者の判断ステップは、きっとこんなステップではないだろうか。

 1. 件名を見て自分が登録したメルマガかどうかを判断。
   意識の中に登録したメルマガの認識があるかどうか。

 2. このメールは誰から来たのかを判断。
   From:のアドレスを見て、見慣れたEメールアドレスかどうか。


この2つのステップで、それが迷惑メールかどうかを判断する人が多いはずだ。
実際に次の2つのケースを比較してもらいたい。

 ケース A
 件名:【吉田フラワー静岡店】母の日のプレゼント
 From: 吉田フラワー静岡店(info@yoshida-flower.co.jp)

 ケース B
 件名: 母の日のプレゼントに赤いカーネーションとカード!
 From: あきばっち(no@mailxxxx.com)


どちらのケースがより受信者に安心感を与えるだろうか? ケース Aの方が安心感がある、と思われたのではないだろうか。
仮に、ケース Bに魅力的な母の日のプレゼントがあったとしても、信用の面ではきっと不安を感じるだろう。

迷惑メールとの差別化は、受信者に不安を与えない配信方法と編集方法にある。そして、発行者の顔が受信者にいつも見えている事が大切だ。


タイムリーに、ただ魅力的なオファーをメルマガで送ればよいと言うわけではないのである。

メルマガのブランド作り

メルマガでブランドは作れないと言う噂を耳にした。メルマガで Web ブランドを直接構築する事はできないだろうが、「メルマガのブランド」を創る事はできると思う。下記の件名を見て頂きたい。

Subject: ClickZ E-Mail Marketing Case Studies: Conducting a Dialogue

“ClickZ”と言う文字を見れば、Eメールマーケティングに関するメルマガを沢山発行しているサイトが発行したメルマガだと分かる。これが分かる人は、Eメールマーケティングに関心を示し、情報を求めている人たちだ。この人たちにとって ClickZ は「メルマガのブランド」だ。

では、どの様にしてメルマガのブランドを創るのだろうか。メルマガのブランドを創るには、いくつかの達成しなければならない前提条件がある。

1. メルマガで提供するコンテンツ分野でパイオニアでなければならない。
2. 継続的に同じメルマガタイトル、または、同じキーワードで発行している。
3. メルマガ中心の Web サイト作りである事。
4. ターゲット読者層が明確である事。
5. 掲載広告が必要以上に目立たない事。
6. メルマガ発行者の顔が見える事。
7. 数年は継続して発行している事。

メルマガのブランドは、知る人ぞ知る、のブランドだ。つまりニッチ分野のブランドなのである。まず、そこからメルマガブランドは始まる。メルマガによっては、ニッチから大衆ブランドになる場合もある。どれだけ多くの関心を継続的に集める事ができるかで、それが決まる。

自分が発行するメルマガのブランド力を見定めるには、口コミでどれだけ新しい読者を継続的に集める事ができているかが指標になる。

インターネットは、多額の資金を広告に投入して創るブランドと自然発生的に創られるブランドが共存する。メルマガブランドは、むしろ、後者の方だ。「読者が読者を呼ぶ集客エンジン」がメルマガに備わっていなければならない。

「読者が読者を呼ぶ集客エンジン」を創るにはどうしたら良いか。これが、メルマガ発行者の命題である。色々な人が、この命題に挑戦している。

法人が発行しているメルマガは、特にこの要素が弱い。…と言うよりは「ない」。
根本的な姿勢と発想が違うからだ。

一度、法人のメルマガ担当者は、この点について考えてみると良い。

偽りの読者数

メルマガに広告を掲載して収益を得る“5行広告ビジネスモデル”が生まれてから5年余りが経った。個人が発行するメルマガから法人が発行するメルマガまで、5行広告ビジネスは隅々まで広がった。

だが広告を依頼する側には一抹の不安がある。メルマガ媒体の読者数をどの様に評価したらよいのか。媒体側から提供された読者数は、本当に生きているメールアドレスの数なのか、到達出来る数なのか。

メルマガ媒体側は、出来るだけ読者数を多く抱える事で広告媒体の価値を増そうとする。この姿勢が今から話す倫理観を越えると『偽りの読者数』となる。

メルマガ広告媒体の倫理観:
 ■エラーメール処理をメルマガを発行する度に行い、読者リストをクリーンにする。

実は、この単純な作業がなされていないメルマガ媒体が多い。色々な理由でメールアドレスのゴミ掃除がなされていない。

無料メルマガ配信サイトのメルマガ広告媒体であれば、エラーメール処理はサービス提供側のシステムと倫理観に依存する。現在、必ずしもエラーメール処理が完全に行われているとは言えないが、時代の要請に従ってエラーメール処理をまめに実施され始めている。

法人や個人が独自システムで発行するメルマガ広告媒体は、媒体主の倫理観に依存する。広告収益を増やすには、エラーメール処理を余りマメに行わないで毎月読者数を伸ばす方が良い。エラーメール処理をして、数を減らす事は自分の首を絞める事になるためだ。

『偽りの読者数』に惑わされないためには、メルマガ広告媒体に次の質問を広告依頼時に行うと良い。

1. エラーメール処理方法と頻度を教えてください。
2. この3か月間の発行毎のエラーメール数、エラーメール処理後のメール数を教えてください。
3. 毎月の登録者数と解除者数、そして純増数、または、純減数の数を教えてください。

日本のメルマガ広告媒体でこの情報を広告依頼クライアントに提供出来る媒体は、ほとんど無いだろう。これが提供出来る媒体は、自分に正直でなければならないと同時に、自分で自分の首を絞めるリスクを取れる媒体でなければならない。

でも、これからのメルマガ広告媒体は、あえて透明性を高くして、自らの信頼性を築きあげる姿勢を持つ必要がある。さらに、読者数だけでなく読者の“質の高さ”を示す情報もクライアントに提供する必要がある。

メルマガ広告媒体の価値は「数」から『質』に移って来ているからだ。実は、米国Eメールマーケティング業界では、これが主流になり始めている。

最後に、メールアドレスの生命は私たちが思っているよりも短くなってきている事に気づくべきだ。

これからは、クリーンなメールアドレスリストを持っていると言う証明書が必要になる時代かもしれない。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング アドバイザー)

マスマーケットから“ターゲットマーケット”へ

時代は、大衆市場からターゲット市場に移ってきている。同時に双方向のコミュニケーションが簡単に出来るインターネットの再評価も起き始めてきている。今までのインターネットビジネスは、ウェブ中心の展開であった。今は、ターゲットマーケティングをコストをかけずに出来るメールに注目が行っている。

郵送で送るダイレクトメールと同じやり方ではない。既にメール情報を送る相手とのキャッチボールが出来ている人だけに送る方法だ。つまり、企業の担当者とメールフレンドになっている人たちだ。ここがダイレクトメールとの違いである。

特定企業からのメール情報を受け入れていて、担当者とメールフレンドになっている読者(潜在顧客)は、その企業が求めているターゲット市場に住む住民だ。メールのキャッチボールが出来る読者は、企業が時間をかけて育てていく。その数が多くなればなるほど、特定ターゲット市場のサイズも大きくなっていく。

今までのターゲット市場は、双方向のコミュニケーションなしの一方通行でマーケターが決めつけた理論上の市場だ。メール情報でメールのキャッチボールが出来るターゲット市場は、人のにおいと息づかいを感じる生きたターゲット市場だ。

自分でターゲット市場を育成するか、理論的に決めつけたターゲット市場にダイレクトメールで無駄を承知の上でアプローチするか、どちらが良い結果を生むだろうか。

メール情報(価値を認められたメルマガ)は、自然の内に自分たちのターゲット市場を作り上げているという事を、企業は認識していない。特に認識されていないのは、メルマガを読者にとって“価値あるもの”に育てるという考え方だ。

ありきたりなウェブの更新情報や新製品情報などをメール情報として配信すれば良いというわけではない。受け取る人間の心に届く内容のメール情報であるべきではないか。

企業が発行するメルマガは、機会損失を起こしている。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング アドバイザー)

メルマガ発行担当者に自由と権限を!

法人発行のメルマガ担当者に助言する機会がある。彼らの話を聞くとこんな事が分かる。「もっと面白いメルマガを発行する上での自由と権限がほしい!」

どうも、メルマガの内容について最終的権限はメルマガ発行担当者ではなく、メルマガ発行経験がない管理職のようだ。メルマガ発行担当者は、色々なアイデアをメルマガで検証したがっている。でも、与えられた権限にその自由が与えられていない。

自分で編集していて、「この内容で本当に自分は満足しているのだろうか。」という疑問に悩まされる。その悩みを上司に打ちあけても会社が発行するメルマガだから、「当たり障りのない内容でないとダメなんだ!」という言葉が返ってくるだけだ。

この様な理由で「メルマガ発行者の顔と人間味」が見えない「当たり障りのないメルマガ」が生まれてくる。

その一方で「売り上げ一辺倒のチラシメルマガ」がある。メルマガ担当者に課せられた責任は、とにかく売り上げを伸ばせ、だ。毎日チラシメルマガを読者に発行してもダメな事が分かっているのに「これではメルマガのメディアがダメになる!」と上司に言えない。

「読者との人間関係をメルマガで構築する」という基本姿勢が分かっている上司であれば、メルマガ発行担当者に多少の冒険をさせる自由を与えてくれる。インターネットは、まだまだやってみないと分からない世界であり、冒険が必要な世界だ。

会社の常識に捕らわれない発想とアプローチがメルマガで出来るのにそれを制限する現実にメルマガ発行担当者は、今も悩んでいる。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング アドバイザー)

読者に苦痛をもたらす無料サービスは、効果があるか?


メルマガを受け取って苦痛を感じるときがある。それは、こんなときだ。

(1) 無料メルマガを登録したのだが、広告メールをどうしても受信しなければ
  ならない。実は、それが条件でメルマガに登録せざるを得なかったからだ。

(2) 無料ウェブサービスをうけているが、時々、連絡メールと称してヘッダー
  やフッターにその会社以外の広告がメールに掲載されてくる。ひどい時は、
  突然、100%広告メールが届く。

(3) メルマガの内容をよく読んでみると内容が明らかに特定のサービスを推薦
  するような内容だった。いわゆる、インフォマーシャルという広告コンテ
  ンツだけでメルマガが構成されていた。


上記3つの私の苦痛は、人によって快楽かもしれない。でもほとんどの方は、どうしようもないと思い、無視して削除しているか、ゴミ箱行きにしているかだろう。

つまり、読者は、時間が経つにつれて受け取るメールを学習して不必要なメールを排除しているのだ。こんな広告メールを発行している無料サービス提供会社は、この現実をどう考えているのだろうか。

これら企業とその担当者は、読者の行動を良く理解している。理解した上で、あえて行っている。その理解とは、読者全員が広告メールを排除しているわけではないだろうという理解だ。

この考え方は、迷惑メールを発行しているスパマーと同じ思考であるという事に気づいていない。

読者が、少しでも無料サービス企業からのメールを迷惑メールとして認識し始めるとそのメールの効果が逆転する。プラス効果よりもマイナス効果が徐々に見えない所で累積し始める。

読者は、迷惑メールの数や継続性がある線を越えるとその無料サービス会社と縁を切るようになる。登録したメールアドレス(無料メールアドレスなど)を捨て始めるのである。

この結果が、エラーメール率として無料サービス企業に跳ね返ってくる。この事を良く分かっている人がまだ少ない。

そろそろ、無料サービス提供企業は、もう少し読者の心理を十分反映する方法を考え付かないとそのビジネスモデルの存在性自体を危うくするだろう。

読者が喜ぶ形の無料サービスは、インターネットの世界で繁栄するという事実を再認識すべきだ。

この様に思っているのは、果たして、私だけであろうか。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)

餅屋に餅を任す?

法人がメルマガを発行しようとする時に検討すべき事がある。それは、大量のメールを一斉同報配信するシステムだ。

最近、メールの一斉同報配信システムサービスに新規参入する企業が内外から増えてきている。1,000万円以上するパッケージソフトから、月額3,000円で配信が出来る ASP サービスまでと大きな幅がある。

そんなオプションがある一方で、法人が自社のメールサーバーを使って一斉同報配信をする方法もある。ただ、この方法だと色々な問題を起こす。

(1) 誤配信や多重配信
(2) 社内メールシステムの遅延
(3) システム変更がすぐに出来ない


メールの一斉同報配信システムは、営業に直結している営業部門や販売促進部門、宣伝広告部門、そして、広報部門などのニーズを柔軟に対応でき、担当者に間違いを犯させない配信の仕組みが必要だ。担当者のマニュアル操作が多ければ多いほど、人為的間違いが多くなる。自社開発の配信システムは、そんなニーズを反映できないで簡易的に作ってしまったものが多い。

最近のメール一斉同報配信システムは、複雑な機能を持っている。だが、法人のメルマガ担当者の運営能力がシステムに付いて行っていない。そんな現状下でメールの一斉同報配信システムサービスを売り込んでいる企業の売り文句をそのまま信じ、最初から複雑なメール配信を行おうとする法人が多い。

メルマガ一斉同報配信の経験が浅い法人は、まず、単純な一斉同報配信から始める事をお勧めする。経験が深まれば深まるほど発行するメルマガの本当のニーズを満たす機能が見えてくるからだ。

其のニーズが見えて来た時にそのニーズを満たすメール配信システムを探す方がコストパフォーマンスが高い。それまでは、単純な一斉同報配信システムで経験を積むべきた。

経験を積んだプロの担当者であればあるほど、コストパフォーマンスの良いメール一斉配信システムサービスを選択できる。そんな担当者を育てるのが、私の仕事である。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント

どこでメルマガを登録させるべきか?

トップページでメルマガを登録させている法人企業のサイトをちょっと分析してみた。どの法人のページもメルマガを積極的に登録させようと言う視点に欠けている。但し、米国のあるサイトは違っていた。

トップページにメルマガの情報を掲載している法人について見てみよう。トップページにメルマガ登録の情報が無いサイトは、残念ながら、メルマガを戦略的に活用しようと言う価値観を有していないサイトのため、このコラムでは扱わない事とする。

ここで国内の代表的なサイト、4つについて調べてみた。

■『All About Japan』のメルマガの登録場所
 トップページチャンネルIndex左下でスクロールを下にしないと見えない。さらに、クリックした後に実際の登録口が見える。


■『ユニクロ』のメルマガの登録場所
 トップページ右下でスクロール無しで見える。但し、クリックしないとメルマガ登録口のポップアップページが出てこない。


■『楽天市場』のメルマガの登録場所
 トップページ左下で最後までスクロールしないと見えてこない。メールアドレスの登録がそのページで出来る点が上記2サイトとの違いだ。


■『スターバックス コーヒー』のメルマガ登録場所
  http://www.starbucks.com/ (米国)
  http://www.starbucks.co.jp/(日本)
 トップページ右中央にメルマガの登録口がある。米国スターバックスはメルマガの登録者に価値を見いだしている。オンラインで直接コーヒー製品を販売しているからだ。
 潜在的消費者に出来るだけ多く接点を持つためにメルマガ読者を戦略的に集めている。その意図が Web のトップページに表現されている。

 一方、日本のスターバックスのトップページには、米国との間でメルマガに関しての温度差がある。


私は、個人的に米国スターバックスのメルマガ登録場所に賛同する。目に入るトップページですぐにメルマガ登録出来る機会がビジネスチャンスを拾うからだ。

トップページに訪れる人は多いが、メールマガジン登録のテキストをクリックしてメールアドレスを登録する人は少ない。もっと、メルマガを登録するステップを少なくする工夫が必要だ。

見ての通り日本を代表するサイトでは、メルマガ登録場所が訪問者の目の届きにくい場所に置かれている。メルマガが訪問者の足跡を残させる唯一の方法である事を余り認識していないようだ。

メルマガの読者が集まらない理由の一つが、ここにあるのではないか。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)

米国の格安ウェブホスティングサービスを検討する


苦労話ではないのだが、米国のウェブホスティング料金とサービス内容を調べてみて、いかに日本のウェブホスティング料金が高いかが分かった。

私のウェブサイトは、www.cedant.com のウェブホスティングサービスを利用しており、月々 $7.95 を支払っていた。今月から別のウェブホスティング会社(www.neureal.com)に移る事にした。月々 $6.95 の支払いになる。その違いは、料金だけでなく提供される機能にある。主な違いを列挙してみるとこうなる。

これ以外に自動メール返信機能、ウェブメール機能などがあるが、日本語対応ができていないため使用できない。

同様の機能を求めると、日本のホスティングサービスでは月々3,000円以上はかかるのではないか。なぜ、日本のウェブホスティングサービスはこんなに高いのか。理由は、人件費、土地代、サーバー施設利用料金、運営費にある。

米国の格安ウェブホスティングサービスを利用されたい方は、以下の事を覚悟して頂きたい。

1. 英語とコンピュータ知識が十分無いと非常に苦労する。
2. ウェブとメールだけのニーズであれば、お得。
3. E-Commerce などのオンラインショッピングに使うならば止めた方がよい。
4. 困った時のサポートは全て英語。時差により、すぐに返答は来ない。

一般的に信用のある業者(月々$7.95 以上)のホームページには、住所やコンタクト先の情報がはっきりと記載されている場合が多い。月々 $5 以下のウェブホスティング業者のサイトでは、誰がサービスを提供しているのかが分からない。

そんなサイトはほぼ個人経営のウェブホスティングサービスなので、サポートやサービスの質にリスクがある。信用面で覚悟がいる。

インターネットビジネスを立ち上げるには、最低3つの道具が必要だ。
・商用のウェブサイト
・メールマガジン
・独自ドメイン

このうち、ウェブと独自ドメインは日本より米国の方が格安に手にはいる。英語が分かればの条件付きだが。Biz Domain など、5年間で $30 弱で手にはいる。3分の1のコストだ。

次回は、米国の無料メルマガについて書きたい。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)

「無料メルマガサイト」のビジネスモデル


今年8月31日、「女性のためのメルマガストア ティアラオンライン」がサービスを停止した。無料メルマガサイトの老舗の一つであった。

ティアラオンラインは1999年4月に開設され、その後2001年2月には「まぐまぐ」を運営する株式会社まぐクリックと業務提携および合併をしたが、結局この夏でその役割を終えることとなった。

一般的に無料メルマガサイト(メルマガスタンドとも呼ぶ)のビジネスモデルは、発行されるメルマガに掲載する「5行広告」だと言われている。そしてこのビジネスモデルを成功させるには、質の良い読者をどれぐらい抱えるかにかかっている。

また無料メルマガサイトでは、独自に発行する「新規登録メルマガの紹介メルマガ」があり、広告収益の大部分はこのメルマガから得られる。読者数が非常に多いからだ。

代表的なものにまぐまぐの「ウイークリーまぐまぐ」や Pubzine(パブジーン)の「パブジーンタイムズ」などがある。これらメルマガのヘッダーやフッターに「5行広告」が掲載されているのだ。

さて、上記のようなメルマガの「5行広告」モデルが脚光を浴びていた1999年から2000年にかけて、Pubzine だけが法人向けのメルマガ配信代行 ASP サービスを自社のビジネスモデルとして取り上げた。現在もそれが主な収益源となっている。最近は、他の無料メルマガサイトもこのビジネスモデルに追従し始めている。

その一方まぐまぐは、有料メルマガを次の収益源として検討するサービスをやり始めた。さらに、サイトの集客力とメルマガを活用した数々のビジネスモデルを検証し始めている。

今でも新規に無料メルマガサイトをオープンさせビジネスを展開しようとしている法人がある。新規参入サイトのほとんどのビジネスモデルには、残念ながら新規性はない。無料メルマガサイトのビジネスモデルは、この1、2年踊り場で止まっている。

回りの環境を見ると独自配信の企業メルマガやネットショップメルマガが溢れている。無料メルマガサイトのビジネスモデルは、先細りのように見える。

新たな収益源となるビジネスモデルがもう無いわけではない。無料メルマガサイトには、まだ隠された収益源を生む種が宿っている。それが見えているかいないかの違いが、今後の無料メルマガサイトの生と死を分ける。

これが、退役した無料メルマガサイトウェブマスターからのメッセージである。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)

スパムに汚染されたメールアドレスを生き返らせる方法?

ISP から提供されたEメールアドレスがスパムメールのリストに登録され逃げられなくなって1年ぐらい経つ。99%諦めていたが最近「POPFile」というソフトに巡り会った。

POPFile はベイジアン理論を使い、統計的にスパムメールの内容を分析して、受信したメールがスパムメールか個人宛のメールかを判断してくれる。

このソフトにはメールサーバー向けとクライアントPC向けの2つがあるが、このコラムで紹介するのはクライアントPC向けのソフトだ。メールサーバー向けのソフトは、エンジニアでないとインストールできないからだ。

「POPFile」 http://popfile.sourceforge.net/
 ※注:日本語対応にはパッチ適用が必要。詳しくは日本語マニュアルを参照

POPFile は、使用しているメールソフトがメールボックスに届いているメールを受信する前に、メールの Header 情報、コンテンツ内容を学習する。そして、メールソフトの特定フォルダーに振り分けやすくしてくれる。

決して、メールサーバー側のメールボックス内で該当のスパムメールを「削除」はしてくれない。スパムメールはどうしても受信しなければならないが、自分の目に触れさせないで自動的にスパムフォルダーに振り分けをしてくれる。ちなみにメールサーバー側の POPFile を導入すれば、学習後該当のスパムメールを削除できる。

POPFile は受信メールを学習しながら、スパムメールであるか否かの判断の精度を高めていく。従って、ある量の受信メールが必要になる。同時に、ソフトの利用者の判断が重要になる。なぜならば、最初は必ず受信メールをスパムメールと間違えるからだ。その間違えを正す行為を利用者が POPFile に教えなくてはならない。

しばらく使っているうちに、100%に近い精度でスパムメールかどうかを判断し、メールの件名(Subject)に [spam] というラベルを付けて振り分けやすくしてくれる。

後は、使用しているメールソフトの振り分け機能で件名に [spam] を含むメールは全てスパムフォルダーに振り分けると設定すれば良い。

最初はこのソフトをインストールするのに多少戸惑うかもしれないが、ちょっと時間を掛けてウェブ上のマニュアルを読むと良い。

POPFile の設定は、インストールしたPC上でウェブブラウザを使い「http://127.0.0.1:8080/」にアクセスすることで可能だ。インストールが無事終わった後にこの URL で POPFile の「コントロールセンター」画面が見えればインストールは成功、ちゃんとソフトが起動している証拠だ。

POPFile をうまく設定し使いこなせるようになれば、自分のメールアドレスがスパムメールリストに登録されて逃げられなくなっても、そんなに困る事もなくなるだろう。(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)

Eメールマーケティングの強み


オンラインとオフラインビジネスで共通する点はなんだろうか。モノやサー ビスの売り買いだ。違うのは、売り買いに関わるメディアではないか。

そんな事は当たり前と思いながら、最近まで気にも留めなかった。

そんな時、8月29日付 Clickz.com の記事を見た。タイトルが「オンラインで説得